透明のマウスピースを装着して歯の矯正治療を行う、インビザライン。目立ちにくいため、周囲の人の目が気になるという人も安心して歯並びをきれいにできる、人気の矯正治療です。
しかし、インビザラインもメリットばかりというわけではありません。インビザラインのデメリットについてもきちんと理解しておかないと、後悔につながってしまうかもしれません。
この記事では、インビザラインでの後悔や失敗例、インビザラインのデメリット、後悔しないためのポイントなどについて詳しく解説。また、当院でインビザライン矯正を受けた方の症例も写真付きでご紹介します。
これからインビザラインを受けてみようとお考えの方は、ぜひ記事を参考にしてみてください。
インビザライン矯正で後悔?8つの失敗例
ここからは、どのようなケースでインビザライン矯正に後悔することがあるのか、失敗例について詳しくご紹介します。
噛み合わせが合わなくなってしまった
出っ歯(上顎前突)やすきっ歯(歯間離開)、八重歯など歯並びに見られた問題は治っても、噛み合わせが合わなくなる、食事のときに違和感があるなどの症状が見られることがあります。
「歯をきれいに並べること」だけを求めると、奥歯が沈み込む、奥歯が噛み合わない、特定の歯がずれるなどの理由から噛み合わせが悪くなってしまう可能性も。
歯並びだけでなく、噛み合わせについてもしっかりと考えたうえで治療計画を立てることが大切です。
正中(前歯の真ん中)がずれてしまった
内側に入り込んだ歯や、片方にだけ飛び出た歯があるケースでは、歯並びを整えた結果、上下の正中(前歯の真ん中)が1〜2mmほどずれてしまうことがあります。
出っ歯になってしまった
矯正治療では、見た目をきれいにするだけでなく、正しい歯並びにすることが大切です。正しい歯並びにするためには、抜歯やIPR(歯を削る処置)が必要となることがあります。
たとえば、抜歯が必要と考えられる症例で無理に非抜歯で治療を進めようとすると、出っ歯になってしまう可能性も。叢生(乱杭歯)など前歯がガタガタの状態の場合、出っ歯になってしまうリスクがあるため、綿密な治療計画を立てる必要があります。
歯を削りすぎてしまった
顎にすべての歯がきれいに並ぶスペースがない場合、IPR(ディスキング)といって、歯を削る処置を行うことがあります。
削るのは歯の表面であるエナメル質の範囲内のみのわずかな量ですが、削り過ぎると治療後に知覚過敏が起こる、歯の移動距離が増えて治療に時間がかかるという可能性も。
納得できる治療結果を得られなかった
中には、治療結果に納得できず、後悔してしまうケースもあります。
インビザラインは、治療前にデジタル3Dシミュレーションによって治療の流れを正確に再現できるため、治療の結果どんな歯並びになるかを事前にある程度確認することができます。
しかし、患者さまと歯科医師の意思疎通がしっかりできていないと、仕上がりのイメージにずれが生じてしまい、治療結果に満足できない可能性も。
患者さまと歯科医師の仕上がりイメージにずれが生まれないよう、カウンセリングではじっくり話し合い、疑問や不安があれば納得できるまで確認しておくことが大切です。
治療後に後戻りが起きてしまった
インビザラインに限ったことではありませんが、歯科矯正治療は、歯並びを整えたら終了というわけではありません。歯をきれいに並べたあとは、歯並びが元に戻ってしまわないよう、リテーナー(保定装置)を装着し、歯並びを安定させる「保定期間」が必要です。
矯正治療によって歯がきれいに並んだからといって保定を行わないと、歯並びが後戻りを起こし、後悔してしまうことになります。
歯茎が下がってしまった
歯の矯正治療では、矯正器具によって歯に力をかけ続けることで、歯を支える歯槽骨が吸収され、歯が動くスペースができます。しかし、歯周病などでもともと歯槽骨の量が少ない場合や、無理な力がかかると、歯槽骨が過剰に吸収され、歯肉退縮につながります。
歯茎が下がるとブラックトライアングルと呼ばれる隙間ができたり、老けた印象に見えてしまったりするため、無理のない計画を立てることが大切です。
虫歯や歯周病になった
矯正治療中は、虫歯や歯周病にならないよう、注意が必要です。インビザラインのマウスピースは取り外し可能で、食事のときや歯磨きのときは取り外せるのがメリットですが、それでも虫歯や歯周病のリスクがゼロになるわけではありません。
歯磨きなどお口の中のケアを怠ったり、マウスピースを不衛生な状態で使用し続けたりしていると、虫歯や歯周病ができてしまうこともあります。
矯正治療中に虫歯や歯周病になった場合、先にそちらを治療しなければいけなくなるため、矯正治療期間が当初よりも伸びてしまう可能性があります。
インビザライン矯正で後悔しないための7つのポイント
ここからは、インビザライン矯正で後悔しないための7つのポイントについてご紹介していきます。
インビザライン治療はメリットもたくさんある治療です。そのメリットを最大限感じ、納得できる治療が受けられるよう、これからご紹介する内容をしっかりチェックしてみてください。
インビザライン矯正のデメリットについて理解しておく
インビザラインで歯を矯正するときは、メリットだけではなく、デメリットについてもしっかり理解しておくことが大切です。
メリットしか知らずに治療を始めると、デメリットを感じたときに「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうかもしれません。
インビザラインだけでなく、どんな矯正治療にもメリットとデメリットがあります。事前に確認して、自分に合った治療を受けましょう。
対応できない症例もある
インビザラインは痛みや不快感が少なく、透明で目立ちにくいため周囲に気づかれずに治療できる矯正方法です。しかし、一般的なワイヤー矯正と比べると、適応範囲は狭くなります。
骨格的な異常が見られる症例や、歯並びが大きく乱れている場合、もともと歯が少ない場合などは、インビザラインで対応できないこともあります。
1日22時間以上装着しなければならない
インビザラインでの矯正は、マウスピースを1日22時間以上装着し続ける必要があります。
食事と歯磨きのときのみ外して、それ以外はずっとマウスピースを付けている必要があるため、ライフスタイルによってはインビザラインでの矯正が向いていないケースも。
装着時間を守らないと、治療計画通りに歯が動かなかったり、歯が後戻りを起こしてマウスピースが合わなくなってしまったりすることがあります。
アタッチメントの装着が必要なケースがある
インビザライン矯正は、マウスピースのみで歯を動かすと思っている方もいるかもしれませんが、アタッチメントの装着が必要なケースも多いです。
アタッチメントとは、歯の表面に貼り付ける小さな突起のこと。この突起にマウスピースをはめることで力をかけ、歯を動かします。
症例によってはマウスピースのみで矯正を進められることもあるものの、多くのケースでアタッチメントの装着が必要になります。
歯を削ったり、抜歯が必要になるケースもある
症例によっては、抜歯が必要なケースもあります。たとえば、歯の大きさに対して顎が小さく、歯が並びきらない場合などです。
すべてのケースで抜歯が必要になるわけではなく、歯を削って隙間を作ることで治療できることもあります。よく歯科医師と話し合うことが大切です。
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ワイヤー矯正との併用になるケースがある
症例によっては、インビザライン矯正だけでは治療できないこともあります。そのようなケースでは、ワイヤー矯正を併用して治療を行っていきます。
ワイヤー矯正では、歯を大きく動かすことも可能です。また、ワイヤー矯正は昔から行われている矯正治療のため症例数も多く、治療できる症例の幅も広いことがメリット。
ワイヤー矯正というと銀色の矯正器具をイメージする方も多いと思いますが、最近では歯の色に馴染む白や透明など、目立ちにくいワイヤーやブラケットもあります。
食事や間食が制限される
インビザラインでの矯正治療中は、食事や間食のときはマウスピースを外す必要があります。マウスピースを装着したままではしっかり咀嚼できないばかりか、マウスピースを傷つけたり、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまうためです。
そのため、頻繁に食事をしたり、おやつを食べたりすることはできなくなるでしょう。もちろん、食べたあとに歯磨きをしっかりすれば食べてもOKですが、グミ1つ、チョコレート1つ食べただけで歯磨きをするのは手間ですよね。
ただし、間食を減らしたい方、ダイエット中の方にとってはデメリットではなく、メリットになることも。実際に、インビザラインでの治療を始めて、間食が減ったというお話も患者さんからよく聞きます。
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マウスピースは自己管理しなければならない
ワイヤー矯正の矯正装置は取り外しができませんが、マウスピースは患者さま自身での取り外しが可能です。マウスピースは患者さまが自分で管理しなければならず、決められた期間ごとにマウスピースを交換しないと、合わなくなってしまうこともあります。
また、マウスピースは透明なため、取り外したときに紛失してしまわないよう、注意する必要があります。
矯正期間中に起きやすいトラブルを把握しておく
インビザラインでの矯正中は、以下のようなトラブルに注意しましょう。
- マウスピースの変形
- マウスピースの紛失
- アタッチメントが取れてしまう
マウスピースは熱いお湯で洗浄したり、強い力を加えると変形してしまうことがあるため、保管方法に注意しましょう。
また、もしもマウスピースを失くしてしまったときは、すぐに歯科医院に連絡して相談しましょう。前に使っていたマウスピースをはめる、次のステップのマウスピースをはめるなど、適切な指示を受けられます。
歯に装着していたアタッチメントが取れてしまった場合も、歯科医院に連絡しましょう。トラブルが起きた場合は自己判断で済ませず、必ず歯科医師に相談するようにすると適切な対応ができ、安心です。
信頼できる歯科クリニック・ドクターを選ぶ
歯の矯正治療は、歯科医師の資格があり、矯正治療の勉強をした医師であれば治療を行うことができます。
しかし、矯正治療では専門的な技術や知識が求められるため、日本矯正歯科学会に認められた「認定医」が在籍する歯科クリニックを選ぶのがおすすめです。
また、カウンセリングや診察時の対応も重要です。しっかりと寄り添って話を聞いてくれ、納得いくまで丁寧に説明してくれるドクターであれば、安心して治療が受けられるでしょう。
抜歯やIPR(歯を削る)必要性を確認する
後悔しないためにも、抜歯やIPR(歯を削る)の必要性について、あらかじめしっかりと歯科医師に確認しましょう。
インビザラインでの治療を成功させるためには、抜歯やIPRが必要になるケースもあります。しかし、健康な歯を抜いたり、削ったりするのは、なるべく避けたいものですよね。
信頼できる歯科医師であれば、なぜ抜歯やIPRの処置が必要なのか、納得できる説明をしてくれるはずです。
歯科医師の説明に納得できない場合や、はっきりとした回答が得られない場合は、セカンドオピニオンを受けてみるのも一つの方法でしょう。
装着時間を守る
インビザラインは、1日22時間以上という装着時間を守ることが大切です。最初は違和感があるかもしれませんが、インビザラインのマウスピースは薄く、少しずつ装着に慣れていきます。
当初の計画通りに治療を進めるためにも、必ず装着時間は守りましょう。
口の中を清潔な状態に保つ
インビザラインは取り外し可能なため、ワイヤー矯正のように歯ブラシでのブラッシングが難しくなるということはありません。しかし、口の中を清潔な状態に保たないと、虫歯や歯周病を引き起こしてしまいます。
歯ブラシのほか、デンタルフロスや歯間ブラシなども併用して、磨き残しのないよう念入りに口腔ケアを行いましょう。マウスピースは、マウスピース専用の洗浄剤などで消毒・洗浄が可能です。
違和感があればすぐにクリニックに相談する
矯正治療中に違和感を覚えた場合は、我慢せずにクリニックに相談しましょう。
新しいマウスピースに取り替えたときは、違和感や痛みが出ることもあります。また、噛んだときに違和感がある、歯茎が腫れるなども矯正治療中に見られるトラブルです。
違和感を我慢すると悪化してしまう可能性もあるため、早めに歯科クリニックに相談すると安心です。
矯正治療後の保定をしっかり行う
矯正治療後は、歯が後戻りしないよう、リテーナーによる保定をしっかり行いましょう。「もうきれいに歯が並んだから大丈夫」と自己判断で保定をやめてしまうと、歯並びが後戻りしてしまう可能性があります。
後悔せず、最後まで満足できる治療にするためにも、歯科医師の指示に従ってきちんと保定を行い、歯の位置を記憶させることが大切です。
インビザライン矯正で後戻りを改善した症例
ここからは、当院でインビザライン(マウスピース矯正)を受けた舞子(@amam771)様の症例をご紹介します。
舞子様は以前マウスピース矯正を行っていたものの、途中でやめたことで歯並びが後戻りしてしまったとのこと。しかし、ワイヤー矯正には抵抗を感じていたところ、インビザライン矯正を知って興味を持たれたそうです。
インビザラインは透明なので目立たず、食事や歯磨きのときは取り外せることが大きなメリット。ワイヤー矯正には抵抗がある方にも、おすすめの矯正方法です。
治療目的
Q:今回、歯の矯正治療を受けてみようと思ったきっかけについて教えてください。
小学5年生から高校の2年生くらいまでワイヤー矯正をしてましたが、最後のマウスピース(※保定期間中のリテーナー)の時に中途半端に終わってしまい、その後歯が大人になるにつれて徐々に動いて、上の前歯が少し出て下の歯は斜めに生えてる状態になってしまいました。
鏡で見る度に気になっていたのですが「ワイヤーは痛いし歯磨きも面倒だしもう嫌だなぁ」と思ってたところにインビザラインという矯正方法を知り、やってみようと思ったのがきっかけです。
治療前の感想
Q:カウンセリングや初診のときはどうでしたか?
相談も親身に聞いていただき、細かく教えてくれるので不安が解消されました。
初診の時も先生がこれからの計画(いつ頃から本格的にマウスピースをつけ始め、それまでは治療だったりなど)詳しく教えて下さり、インビザラインとはどういうものかも教えて下さったのでとてもわかりやすかったです。
受けた治療について
Q:今回受けた治療内容について教えてください。
インビザライン矯正で、抜歯はせずに行いました。治療期間は3ヶ月くらいです。
治療中の感想
Q:インビザライン矯正の治療中の感想について教えてください。痛みなどはありましたか?
マウスピースを1週間ごとに新しいものを付け替えるのですが、新しいのをつけ始めの3日間くらいは締め付けられる痛みが多少ありました。
ですが、ワイヤーでも慣れていた為、痛みで眠れないとか何かが出来ないことはなかったです。
あとは、セルフホワイトニングに行っていたのですがこのマウスピースでもできるという事で、食べる時以外はどうせ装着している為ホワイトニングが気軽に出来ると思い、ホワイトニング剤を買って歯のホワイトニングも行いました。
Q:インビザライン矯正中に大変だと感じたことなどはありましたか?
外食する際に食べる時に外してまた着けるのが若干面倒なのはありましたが、慣れれば苦ではなかったです。
治療後の感想
Q:インビザライン治療を終えて、どうでしたか?
やって良かったと本当に思います。途中から変わっていくのが自分でもわかるので、矯正中も終わった後が楽しみで頑張れました!笑
ワイヤーと違い、ほとんど目立たないのでSNSで毎日投稿してる私には本当に良かったです。食べる時や歯磨きは外せるのでそこもワイヤーと違い普段と同じように出来るのが良かったので続けられました。
Q:矯正前と矯正後を比べて、何か変わったことなどはありましたか?
鏡で見るのも気にならなくなり、写真を撮る時も笑うのも嫌じゃなくなりました。
治療の経過
ここからは、インビザライン矯正の症例の経過を写真とともにご紹介します。
【初診時】
下の歯が斜めに傾いている状態になっているのがわかります。また、上の前歯が前のほうに少し出ている状態になっているのが気になっていたそうです。
舞子様は以前ワイヤー矯正をしていたそうですが、痛みや歯磨きなどのお手入れに手間がかかる点が気になっていたとのこと。
インビザラインも全く痛みがないわけではありませんが、ワイヤーが当たって口内炎ができるリスクや、金属アレルギーを引き起こすリスクがありません。また、食事や歯磨きのときはマウスピースを取り外し可能なので、お手入れも快適に行えることもメリットです。
【2回目の治療時】
初診で取った歯型をもとに、カスタムメイド(オーダーメイド)で作製した上下の歯のマウスピースです。インビザラインでは、印象材は使わず「iTero(アイテロ)」と呼ばれる口腔内スキャナーを使って型取りをします。
これによりデジタル3Dでお口の中を正確に再現でき、精度の高い治療が可能です。また、印象材を使った型取りは気持ち悪くなってしまうという方も安心です。
上はマウスピース装着前、下はマウスピース装着後の画像です。インビザラインのマウスピースは透明なので、装着後もワイヤー矯正のように矯正器具が目立ちません。なるべく目立たせずに矯正治療を行いたいという方にもおすすめです。
【3回目の治療時】
新しいマウスピースです。インビザラインでは、治療の段階に合わせてマウスピースを交換することで、少しずつ歯を動かしていきます。
一定期間で新しいものに取り替えるので、いつも清潔な状態で矯正治療が行えます。
上はマウスピースなし、下はマウスピースありの画像です。
マウスピースを装着していても、口元にはほとんど違和感がありません。
【4回目の治療時】
新しいマウスピースに交換します。
上はマウスピースなし、下はマウスピースありの写真です。初診時と比べると、下の歯の傾きが改善されてきていることがわかります。
【5回目の治療時】
舞子様の場合、5回目でインビザライン矯正は完了です。この後は、リテーナー(保定装置)を使用し、歯の後戻りを防ぎます。
治療のビフォーアフター
インビザライン矯正を始める前の歯並びの状態と、治療が完了した後の歯並びの状態のビフォーアフターです。
前に出ていた上の歯も、斜めになっていた下の歯もきれいに並んでいます。
【ビフォー(術前)】
【アフター(術後)】
上記は症例の一つであり、インビザライン治療をしたからといって必ずしも同じ結果が得られるわけではありません。歯並びや症状は一人ひとり違いがあり、治療期間・治療回数・費用、最適な治療方法は異なります。
骨格や歯並びの状態、ライフスタイルなど、場合によってはインビザラインのマウスピース矯正が向いていないこともあります。クリニックでしっかりドクターと話し合い、自分に合った矯正方法を選ぶことが大切です。
なお、インビザラインは決められた装着時間をしっかりと守ることが大切です。患者さん自身の自己管理も大切となりますので、その点も含めたうえで検討しましょう。
治療方法 | 抜歯はせず、歯と歯の間を少し削って歯が並ぶスペースを作り、インビザライン矯正で治療しました。 |
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治療期間 | 約3ヶ月 |
リスク・副作用 | インビザライン矯正期間中は、アライナー(マウスピース矯正装置)を適切に装着する必要があります。装着方法が適切でない場合や装着時間が不十分な場合は、計画通りに歯が移動しない可能性もあります。 |
費用
(※自由診療となります) |
約550,000円
※治療費は治療当時の費用となり、現在の費用とは異なる場合があります。現在のインビザライン矯正の費用は料金表にてご確認ください。 |
※インビザラインは薬機法の承認を得ていません。マウスピース矯正のための装置は日本国内でもさまざまな種類があり、日本で承認を得ている医療機器・矯正装置も存在します。
※インビザラインはアメリカ・アラインテクノロジー社の製品の商標です。当院では、アラインテクノロジー社のシステムをインビザライン・ジャパン社を通じて利用しています。
※アメリカ・アラインテクノロジー社のインビザラインは、世界100カ国以上で1000万人超える(2021年現在)症例数があり、重大な副作用も報告されておりません。
インビザライン(マウスピース矯正)とは
インビザラインとは、歯科先進国として知られるアメリカのアライン・テクノロジー社が開発した歯科矯正のための「マウスピース型カスタムメイド矯正装置」で、世界100カ国以上で1000万人超える(2021年現在)患者さまが治療を受けています。
インビザラインでは、アライナーと呼ばれるマウスピース型の矯正装置を2週間ごとに交換し、少しずつ歯並びを動かしていきます。
ワイヤー矯正とは異なり、インビザラインは金属を一切使用していないため、金属アレルギーをお持ちの方でも安心です。
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インビザライン(マウスピース矯正)の治療の流れ
以下で、当院の矯正治療の流れをご紹介します。
- 初診(カウンセリング、治療内容や装置、費用の説明)
- 検査(レントゲン撮影、3Dスキャンなど)
- 診断(検査結果をもとに、治療の流れや費用について詳しく説明)
- 矯正治療開始(治療中に気をつけること、注意点などについても説明)
- 保定期間・定期検診
- 終診
保定期間中は、一定の間隔で定期検診を行い、歯並びの状態をチェックします。保定期間が終われば終診となりますが、気になることがありましたらいつでもお気軽にご連絡ください。
インビザライン(マウスピース矯正)の治療期間
インビザラインの治療期間は患者さま一人ひとりの歯並びやお口の中の状態によっても異なりますが、部分矯正は約6ヶ月、全体矯正は約2年〜2年半が治療期間の目安です。
ただし、1日22時間以上の装着時間を守らないと、計画通りに歯が動かず、治療期間が長くなってしまうケースもあります。
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インビザライン(マウスピース矯正)の費用
インビザライン矯正は、健康保険の適用されない、自費診療です。
当院の成人矯正のインビザライン矯正の費用を以下でご紹介します。(※現在の費用とは異なる場合もあります。現在のインビザライン矯正の費用は料金表でご確認ください。)
成人矯正 | 費用 |
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全体・マウスピース矯正(インビザライン)上下顎 | 880,000円 |
全体・マウスピース矯正(インビザライン)片顎 | 550,000円 |
部分・マウスピース矯正(インビザライン)上下顎 | 550,000円 |
部分・マウスピース矯正(インビザライン)片顎 | 330,000円 |
インビザライン矯正なら末広町矯正歯科へ
インビザライン矯正で後悔しないためには、デメリットを含め、治療内容についてあらかじめしっかり確認しておくことが大切です。また、技術と知識、そして実績ある歯科クリニック・歯科医師を選ぶこともインビザラインでの失敗を避けるために重要なポイントの一つ。
千代田区の矯正歯科専門・末広町矯正歯科では、日本矯正歯科学会が認定する認定医が在籍しており、無料カウンセリング・歯並びシミュレーションも行っております。お電話(03−5834−3690)、ネット予約、LINEなどお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。