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子供の過剰歯の手術費用相場と矯正歯科専門医院で診てもらうべき理由

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子どもの歯並びや咬み合わせを悪くする原因には、遺伝や虫歯、無意識のうちに行っている悪習癖などがあります。

「過剰歯」もその一つで、本来必要のない歯があることによって、永久歯の萌出を阻害したり、歯並び全体がガタガタになったりします。生える位置や向きによっては、痛みや腫れを生じさせる原因にもなるため、多くの場合抜歯することになるでしょう。

過剰歯の抜歯は、歯科医院では日常的によく行われる小手術です。

手術と聞くと、「痛みが強いのではないか」「子どものうちにそんな思いをさせるのはかわいそう」と思われる親御さんも多いです。また、費用について不安に思う声が聞かれるのも事実で、抜歯を提案された歯科医院では聞きにくいという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、子どもの過剰歯の診断と治療、手術費用の相場、矯正歯科専門医院で診てもらうべき理由についてご紹介します。子どもの過剰歯の抜歯手術にかかる費用を心配されている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

子どもの過剰歯の診断と治療について

子どもの口の中に過剰歯が見つかると、多くの場合歯科医院では手術を行って抜いてしまうことを勧められます。その理由は、過剰歯には多くのリスクがあるからです。

ただし、過剰歯の治療には経験豊富な歯科医師による正確な診断が必要です。子どもに過剰歯の可能性がある場合、どのような検査を行って診断を行うのか、そして具体的にどのように治療を行うのかご紹介します。

過剰歯の診断法

過剰歯は、通常の永久歯と同じように歯茎から頭が見えていることもあれば、歯茎の中に埋もれて出てこないこともあります。また、生える向きも人それぞれ異なり、それによって手術の難易度が変わることも。

一般的に、歯科医院では目視では確認できない部分がどうなっているかを見る際に、レントゲンを撮って診断します。虫歯の診断のためにレントゲンを撮ったら過剰歯が偶然発見されたことも。

過剰歯が存在していることはわかるものの、レントゲンでははっきりとした位置がわかりにくいケースもあるので、的確な治療を行うために歯科用のCTによる検査を行うこともあります。

歯科用CTは、歯茎に埋もれている過剰歯の正確な位置を捉えられる検査です。位置のズレなどはほとんどなく、レントゲンよりも正確な検査が短時間で行えます。

過剰歯の診断は、それらの検査を経て歯科医師が入念に確認した上で行われ、患者さんそれぞれに最適な治療方法が提案されるのです。

過剰歯の治療法

過剰歯の治療では、抜歯手術を勧められることが多いです。

過剰歯の向きが通常の永久歯と同じ場合は、比較的簡単に抜歯できるため、診断後すぐに手術が行われる可能性もあります。しかし抜歯の時期については、患者さんそれぞれの歯の状況によって適切な時期が異なりますので、担当の歯科医師と相談しながら決めていきましょう。

また、過剰歯が歯茎に完全に埋もれている場合や、骨の深い位置にある場合は歯茎を切開して骨を削る必要があります。そのような手術が必要だと判断された場合は、口腔外科の協力を仰ぐことになるでしょう。

過剰歯を抜歯後は、歯並びや咬み合わせを整える矯正治療が必要なケースも多いです。ただし、子どもの頃であれば、抜歯後に経過観察や第一期治療のみで済むこともありますので、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

子どもの過剰歯の手術費用相場は?

子どもの過剰歯は、早めに抜いてしまっておけば、正常な永久歯が自然と生えてくるケースもあります。しかし、治療の開始が適切な時期を過ぎてしまうと、矯正治療が必要になる可能性が高まるので、早めに抜歯の手術を受けておいた方がよいでしょう。

とはいえ、「手術となるとある程度費用がかかるのではないか」と不安に感じてしまう親御さんも。そこでここでは、子どもの過剰歯の手術費用相場や入院、矯正治療についてご紹介します。

子どもの過剰歯の手術費用相場

子どもの過剰歯の手術は、保険適用内で行われるため、かかる費用は3割負担となります。以下は、過剰歯の抜歯手術にかかる費用の例です。

  • 歯茎から出ている過剰歯:数百円〜2千円程度
  • 歯茎に埋もれている過剰歯:3千円程度

実際に歯科医院で支払うのは、上記に初診料や再診療、レントゲンやCTの撮影料などが加算された金額です。局所麻酔で行う場合の麻酔は、抜歯の費用に含まれています。

化膿止めや鎮痛剤などの薬も処方されますが、手術の難易度によって投薬内容は変わるため、薬代は患者さんそれぞれで異なるでしょう。

過剰歯の手術は、日帰りで行われることがほとんどです。手術だからといって心配しすぎず、子どもの将来のためにも適切な治療を受けるようにしましょう。

過剰歯の状態や年齢によっては入院が必要

上述したように、過剰歯は基本的に局所麻酔を用いて日帰りで行われる手術です。しかし、過剰歯の状態や患者さんの年齢によっては、入院が必要になることもあります。

以下は、子どもの過剰歯で入院が必要なケースの例です。

  • 手術の間おとなしくしていられない可能性があるとき
  • 抜歯する歯の本数が多いとき
  • 過剰歯が顎の骨の深い位置にあるとき

幼い子どもの場合、体を動かせる局所麻酔では手術の間ずっとおとなしくしているのは難しいケースも。過剰歯の手術は、患者さんが少しでも動いてしまうと危険なため、入院して全身麻酔下で手術を行う可能性があります。

また、過剰歯は1本だけの場合もあれば、2本や3本など複数存在する場合もあります。複数本の手術は時間もかかる上に口の中全体に配慮しながら進めていく必要があるため、入院することになるかもしれません。

過剰歯が顎の骨の深い位置にあるときも、手術の難易度が高くなるので、入院してさまざまな検査をした上で手術を行う可能性があります。

入院する場合の費用相場は、大体9万円〜11万円です。過剰歯の抜歯手術や検査などには保険が適用されますが、入院中の食事や差額ベッド代には保険が適用されないため、高額になります。

限度額を超えた場合は、高額医療費制度を利用するとその分が後から払い戻されるので、利用するとよいでしょう。

過剰歯の原因によっては矯正治療も保険適用内で行える

過剰歯は、すきっ歯や叢生などの不正咬合の原因になることがあります。そのため、抜歯手術後に矯正治療が必要になることも多いです。

矯正治療は、一般的に高額になりやすいことで知られており、費用が負担になってしまうことから、治療をためらっている方もいるようです。

過剰歯で矯正治療が必要になった場合も、基本的に矯正治療は自由診療になります。自由診療での矯正治療の費用相場は、第一期治療で約10〜50万円、第二期治療で約20〜100万円です。

しかし、過剰歯で矯正治療が必要になった場合でも、原因によっては保険適用内で治療が行える可能性もありますので、歯科医院で相談してみるとよいでしょう。

子どもの矯正治療が保険適用内になる基準については、こちらで詳しくご紹介しておりますので、気になる方は参考になさってください。

子供の歯の矯正費用が保険適用になる基準と費用を抑える3つの方法

子どもの過剰歯を矯正歯科専門医院で診てもらうべき理由

子どもの過剰歯は、永久歯の歯並びや口の中全体に悪影響を与える可能性があるため、早めに治療すべきです。その際は、歯並びや咬み合わせのプロフェッショナルである、矯正の専門医が在籍する矯正歯科専門医院で診てもらうようにしましょう。

矯正歯科専門医院では、過剰歯による不正咬合の治療も専門的に診療しています。

抜歯の手術についても、他の永久歯への影響などを正確に判断するために、矯正の専門医の知識と経験が必要です。難症例の場合は口腔外科と連携したり、紹介状を書いたりして対応します。

その後の矯正治療もスムーズに行えますので、過剰歯の可能性があるときは、矯正歯科専門医院へ相談することをおすすめします。

まとめ

子どもの過剰歯の診断と治療、手術費用の相場、矯正歯科専門医院で診てもらうべき理由についてご紹介しました。

子どもの過剰歯は、小手術ですが保険適用内で行えるため、比較的費用が掛からずに治療できます。ただし、過剰歯の位置などによっては入院が必要になるケースもありますので、歯科医院でよく相談して治療方針を決めるようにしましょう。

また、過剰歯の可能性がある場合には、矯正歯科専門医院がおすすめです。とくに日本矯正歯科学会の認定医以上を保有している歯科医師に診てもらうと安心です。

子どもの過剰歯は早めに対処すべきですので、永久歯がなかなか生えてこない、前歯がすきっ歯など口の中になんらかの症状がある場合は、歯科医院へ相談することをおすすめします。

当院は、日本矯正歯科学会の認定医が多数在籍する矯正歯科専門医院です。

お子様の歯並びや咬み合わせに関するさまざまな治療を行っており、過剰歯についてもきちんと検査を行った上で患者様一人ひとりに最適な治療をご提案いたします。

無料カウンセリングや歯並びシミュレーションも行っておりますので、お子様に過剰歯の可能性がある場合は、ぜひお気軽に「千代田区の矯正歯科専門・末広町矯正歯科」までご相談ください。

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