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子どもの歯の矯正を早めにはじめるべき5つの理由と不正咬合の重症化を防ぐ成長時期別の対策

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社会のグローバル化が進む中で、ビジネスシーンで活躍する大人が歯の矯正をはじめるケースが増えています。大人になってからでも矯正治療は可能ですし、何歳であろうとも口の健康に気を配るのは非常に素晴らしいことです。

しかし、子どものうちに矯正治療を開始した方がよい場合があるのをご存知ですか?

子どものうちは歯や顎が成長する途中であるため、顎の成長をサポートしたり歯を比較的簡単に動かせたりと、効率的に治療を行うことができます。

今後グローバル化がさらに進み、海外の方と接する仕事に就く子どもが今以上に多くなっていくでしょう。よい歯並びは、親御さんがお子さんに贈れるギフトだといえます。

この記事では、子どもの歯の矯正を早めにはじめるべき5つの理由と不正咬合の重症化を防ぐ成長時期別の対策、おすすめの治療法をご紹介します。

子どもの歯の矯正を早めにはじめるべき5つの理由

歯並びが悪いと、見た目だけでなく心身の健康にまで影響を及ぼします。正しい咬み合わせは集中力や瞬発力を発揮するのための大切な要素なので、早めに治療をはじめるべきなのです。

ここでは、子どもの歯の矯正を早めにはじめるべき5つの理由についてご紹介します。

子どもの成長する力を利用できる

子どもの歯の矯正は、ただ単に歯並びを整えることだけを目的としているわけではありません。

歯並びが悪くなる原因のひとつは、顎の成長が不十分なことです。上顎は5歳から10歳にかけて、下顎は10歳から15歳にかけて大きくなっていきますが、中にはどうしても成長が不十分な子どももいます。

そのような場合は、成長したときにより好ましい顔つき、咬み合わせにすることを目的として、顎の骨まで治療をします。子どものうちであれば成長する力を積極的に利用できるため、本来成長しなければならない大きさくらいまで、顎の大きさを広げられる可能性があるのです。

虫歯や歯周病になりにくくなる

一般的にもよく知られている話ですが、歯の矯正を行っていると、虫歯や歯周病になりにくくなります。

これは、歯並びがよくなったことで普段のセルフケアが格段にしやすくなるためだといわれています。歯並びが悪いと、どうしても歯のガタガタした部分や隙間に磨きのこしが出てしまい、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまうのです。

また、定期的に歯科医院へ通院するため、虫歯や歯周病を早期のうちに発見できる確率が高まるという点でも、早いうちから矯正治療を行った方がよいといえます。子どもの頃から歯科医院へ頻繁に通院しておくことで、歯科医院への抵抗感もなくなるでしょう。

将来抜歯をしなくて済む可能性が高まる

現代人は、顎のサイズが小さくなってきているといわれています。しかし、だからといって生えてくる歯の大きさは変わっていません。小さな顎に綺麗に歯を並べるには、土台である顎の骨から治療をする必要があるのです。

子どもの歯の矯正では、歯が生えてくる土台となる顎の成長を促進しておくので、将来抜歯をしなくても歯並び綺麗に生えそろいやすくようになります。

抜歯を伴う矯正治療は、多くの場合健康な歯を失うことになります。そうならないようにするためにも、子どもの歯の矯正は必要なのです。

コンプレックスになるのを避けられる

子どもの頃に不正咬合(歯並びや咬み合わせがよくない状態)を放置してしまうと、成長するにつれてコンプレックスになってしまうことがあります。とくに思春期に差し掛かった子どもは、自分の見た目に対して些細なことでも心理的な負担を感じるようです。

歯並びを気にして思いっきり笑えない、消極的な性格になってしまうなど、心にまで影響してしまうことも考えられます。早いうちから歯の矯正をしておくことで、そのようなコンプレックスを抱えることなく、ポジティブな性格に成長する可能性も高まるでしょう。

永久歯が生えそろうまでに悪習慣を改善できる

歯並びが悪くなる原因は、遺伝的なものもありますが、口の使い方や日々の習慣も大きく関わってくるのをご存知ですか?

子どもの歯の矯正を行うと、不正咬合の原因となっている舌や唇、呼吸、嚥下(食べ物を飲み込み、胃に送ること)などの悪習慣を改善できます。

以下は、永久歯の歯並びに影響する悪習慣の例です。

  • 口が常に開いている
  • 口呼吸
  • 唇を内側に吸い込んでいることが多い
  • 前歯の隙間に舌を押し付けている
  • 指しゃぶり
  • 爪を噛む
  • 歯ぎしり
  • 歯に力を入れることが多い

子どもはこれらの悪習慣を無意識のうちに行っているため、複数の悪習慣が現れることもあります。永久歯が生え揃うまでに、できるだけこの悪習慣を含む、歯並びの悪さに関わる要素を取り除くことが大切なのです。

不正咬合の重症化を防ぐ成長時期別の対策

子どもの歯の矯正は、症例にもよりますが、早いうちからはじめておくのがベストです。

しかしその反面、治療費の高さや器具を装着させることへの不安などから、子どもに治療を受けさせたくないと思っている親御さんも多くいます。

そのような場合は、子どもの発育に応じた対策をし、不正咬合が重症化する可能性を少しでも減らすことが大切です。

乳歯萌出期

生まれてすぐから2歳までの間は、次の5つのポイントを押さえておくと正しい咬み合わせに導ける可能性が高くなります。

  • 離乳食を前歯と奥歯で正しく噛むように教える
  • できるだけうつ伏せ寝をさせない
  • きちんと歩かせる
  • この時期の指しゃぶりは無理にやめさせない

この時期は、正しい舌の位置や鼻呼吸、口の周りの筋肉の発達にかかわる大切な時期です。しっかりとした骨格を作るためにも、きちんと歩かせて体全体を動かすように心がけましょう。

乳歯列期

3歳から5歳までは、乳歯が生え揃って食べ物をよく噛んで味わう機能が確立する時期です。以下のことに注意しましょう。

  • 姿勢を正すように促す
  • 食べ物をよく噛んでいるか確認する
  • 鼻呼吸ができているか確認する
  • 指しゃぶりやおしゃぶりの使用を中止する
  • 乳歯の前歯の間に隙間ができているか注意深く確認する

歯並びが悪くなる兆候は、この時期から現れることが多いです。食事の際は食べ物をしっかり噛むように促したり、指しゃぶりをやめさせたりすることで、不正咬合を防いでいきます。

前歯の間に隙間ができている場合は、一度歯科医院で診てもらうとよいでしょう。

混合歯列期

乳歯と永久歯が混ざり合う混合歯列期は、歯の矯正をはじめるのに最適な時期です。しかし、できるだけ矯正はさせたくないという場合は、以下のことに気をつけると不正咬合を予防できる可能性があります。

  • 口呼吸をしていれば、徹底的にやめさせる
  • うつ伏せ寝をしているときはやめさせる
  • 頬杖や顎杖をしているときは注意を促す
  • 猫背になりやすい時期なので姿勢を正すように促す
  • 早食いにならないように見守る

子どもが喋ったとき、発音がおかしいと感じるようであれば、舌を歯に押し付ける癖がないかチェックしましょう。不正咬合になりやすい悪習慣が身に付きやすい時期でもあります。子どもの自発性を活かして、悪習慣をやめるように促すことが大切です。

永久歯列発育期

12歳から14歳頃は、顎がまだ成長する時期です。大人になってから抜歯を伴う矯正をしなくて済むように、混合歯列期と同じことを引き続き注意する必要があります。

永久歯の抜歯を避けるためにも、子どもともよく話をして、不正咬合がひどくならないように生活しましょう。

子どもの歯の矯正でおすすめの治療法

上記では、子どもの不正咬合を重症化させないための対策をご紹介しました。しかし普段から気をつけて生活しているものの、矯正をしなければ治らないと感じた、子どもの将来のためにもしっかりと治療を受けておきたいなどの場合には、きちんと治療を受けましょう。

そこでおすすめなのが、近年話題の「インビザライン」というマウスピース型矯正装置です。

マウスピース矯正は、これまで子どもの歯の矯正には不向きだといわれていましたが、マウスピース型矯正装置・インビザラインファースト(小児向けのインビザライン)の登場で、成長過程にある子どもでもマウスピースで歯の矯正ができるようになりました。

薄くて透明のマウスピースを装着するだけで、歯並びだけでなく顎の骨の成長までサポートしてくれます。見た目にも矯正をしていることがほとんどわからないので、周囲の人からの目線が気になる子どもにもぴったりです。

マウスピース型矯正装置・インビザラインファーストは混合歯列期に適応していますが、永久歯に生え変わったあとの子どもは、大人と同様のインビザラインで治療が可能です。

まとめ

子どもの歯の矯正を早めにはじめるべき5つの理由と不正咬合の重症化を防ぐ成長時期別の対策、おすすめの治療法をご紹介しました。

子どもの歯の矯正は、いきなり歯並びを整えるわけではありません。子ども自身がもつ成長力を利用して、顎の成長をサポートすることで、これから生えてくる永久歯が綺麗に並ぶようにしていきます。

さまざまな理由から治療をためらっている親御さんもいらっしゃいますが、将来抜歯を伴う治療を避けるためにも、子どもの歯並びが気になるときは、早めに歯の矯正を検討してあげてはいかがでしょうか。

当院は、日本矯正歯科学会の認定医が多数在籍している矯正歯科専門医院です。大切なお子様の歯並びが理想的な形に整うように、責任を持ってきちんと治療を行います。

個室で診療を行っておりますので、緊張しているお子様もリラックスしていただけます。お困りのことがあるときは、LINEでのサポートも行っておりますので、ぜひ一度「千代田区の矯正歯科専門・末広町矯正歯科」までご相談ください。

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