取り外しが可能で扱いやすいマウスピース矯正は、透明で目立ちづらいことから、大人がはじめやすい矯正治療としてSNSなどでも話題です。
しかし、矯正治療というと頻繁に通院しなければいけないのでは?という疑問をもっている方も少なくありません。
仕事をしながら矯正治療に通うとなると、予定を調整するためにも、どの程度歯科医院に通う必要があるのかは把握しておきたいところです。
そこでこの記事では、マウスピース型矯正装置の通院頻度と、通院で行うこと、治療を長引かせないためのポイントをご紹介します。
マウスピース型矯正装置をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
マウスピース型矯正装置の通院頻度
一般的にマウスピース型矯正装置は、矯正治療を1~3年行ったあと、保定期間として矯正治療を行ったのと同じ日数が必要となります。
その間、矯正歯科に定期的に通うことになるため、マウスピース型矯正装置をはじめる前にどの程度の通院が必要となるのかを把握しておきたいですよね。
マウスピース型矯正装置は、1ヵ月~3ヵ月程度の頻度で通院するのが一般的です。さらに、保定期間に入ると通院頻度は4~6ヵ月に1度で済みます。
ワイヤー矯正では、ワイヤー調整に1ヶ月に1度の通院が必要になることを考えると、マウスピース型矯正装置は通院頻度が少ない治療となります。
マウスピース型矯正装置は、自分でマウスピースを交換し、ワイヤー矯正のようにワイヤーの調整が必要ないことや、緊急性の高い装置の不具合などが発生しにくいことから、通院頻度が少なくても矯正治療を治療計画通り進めることができるのが特徴です。
マウスピース型矯正装置の通院で行うこと
マウスピース型矯正中は、定期的に矯正歯科への通院が必要となりますが、通院でどんなことを行うのでしょうか?
ここからは、マウスピース型矯正装置の通院で行うことをご紹介します。
歯が治療計画通り動いているかの確認
マウスピース型矯正装置は、マウスピースが歯に加える力によって、徐々に歯を動かしていく矯正方法です。
マウスピース型矯正装置・インビザラインでは、最初に複数枚のマウスピース(数枚〜何十枚)を作製し、2週間ごとに自分でマウスピースを交換していきます。
当初の予定通り歯が動いていれば問題ありませんが、歯があまり動いていないようであれば、なんらかの原因が考えられるため、原因を突き止めて対処する必要があります。
マウスピース型矯正装置・インビザライン(フル)は5年間の保証期間があるため、破損や紛失以外ならマウスピースを無料で作り直すことが可能です。
そのため、治療計画の修正が必要な場合は、再度マウスピースを作り直すことも考えられます。
また、歯が思うように動かない原因として、1日の装着時間を守っていないことも考えられます。
マウスピースは1日20時間以上装着することで効果を発揮するため、歯が思うように動いていない場合は、装着時間が足りているかの確認も行われます。
虫歯や歯周病の確認
マウスピース型矯正装置は取り外しが可能なので、食後にしっかり歯磨きを行っていれば、ワイヤー矯正に比べると虫歯のリスクは低くなります。
しかし、食後に歯磨きを怠っているケースや、マウスピースを装着したまま甘い飲み物を飲んでしまったケースでは、虫歯のリスクが高くなります。
マウスピースと歯の間に食べカスや糖分が入り込むことで、歯垢を作り出し、虫歯や歯周病を発生させる可能性があります。
そのため、通院のたびに口腔内のチェックを行い、虫歯や歯周病が発生していないかを確認する必要があります。
万が一虫歯や歯周病が発見されたら、矯正治療を一度中断して虫歯や歯周病の治療を行うこともあります。
装置にトラブルが起こっていないかの確認
口内の環境を確認するとともに、マウスピース自体にトラブルが起こっていないかを確認します。
マウスピースは薄いプラスチックでできているため、扱いを間違うと破損してしまうこともあります。
破損したマウスピースをそのまま装着していると、口腔内を傷つけてしまったり、装置の効果が十分に得られなかったりするため、装置の破損には気をつける必要があります。
万が一装置が破損してしまった場合は、一度矯正治療を休止して再度マウスピースを作り直す場合があります。
マウスピース型矯正治療を長引かせないためのポイント
マウスピース矯正は、装着する方の意識の違いによって長引いてしまうケースもあります。
ここからは、マウスピース型矯正装置を長引かせないためのポイントをご紹介します。
装着時間と通院日を守る
マウスピース型矯正装置は、1日装着するべき時間が決められています。例えば、マウスピース型矯正装置・インビザラインでは1日20時間以上装着する必要があるため、就寝中だけではなく、普段の生活の中でもマウスピースを装着する必要があります。
食後に歯磨きができずに装着しないで過ごしてしまったり、大事な予定が重なり装着しない時間が増えたりすると、治療計画に遅れが生じ、当初の予定通り治療が終わらない可能性もあります。
そのため、マウスピース型矯正中は自己管理が重要となります。
1日の装着時間を守ることが、矯正治療を予定通り終わらせるための近道となることを覚えておきましょう。
また、1~3ヵ月に1度の通院は、前述したようにさまざまな項目を確認するため欠かさず通うことが重要です。
通院が予定通りにいかないと、トラブルが発生していることを見逃してしまう可能性もあるため注意しましょう。
虫歯、歯周病予防を欠かさない
日々の口内ケアは重要で、食事の際にマウスピースを外すことや、食後の歯磨きを徹底して行う必要があります。
マウスピースと歯の間に食べカスが挟まってしまうと、歯垢を作り出す原因となり、歯垢ができると虫歯や歯周病のリスクが高まります。
歯の形が変わってしまうほどの虫歯治療が必要となった場合には、マウスピースを作り直さなければいけなくなり、新しいマウスピースができるまで矯正治療はストップすることになります。
インビザラインはアメリカでマウスピースを作製するため、マウスピースが出来上がるまでに1ヵ月ほどかかってしまい、その間治療が止まってしまうことで治療終了までの道のりが遠のくことになってしまいます。
保定期間もしっかり装置を装着する
矯正治療期間が終了しても、動いた歯を定着、安定させるための保定期間が必要となります。
矯正治療中に動いた歯は骨の中で安定しておらず、元の位置に戻ろうとする後戻りが発生するため、理想の歯並びを維持するためには保定期間に装置を装着する必要があります。
保定期間は「半年〜1年半程」行うのが一般的です。
矯正治療が終わったという開放感から、保定装置を装着することを怠ってしまうと、せっかく綺麗になった歯並びが元に戻ってしまい、再度矯正治療をやり直す必要が出てくるケースもあります。
保定期間が終わってはじめて矯正終了となるため、歯科医師の指示通りに保定装置を装着し、後戻りをさせないようにしましょう。
まとめ
マウスピース型矯正装置の通院頻度と、通院で行うこと、治療を長引かせないためのポイントをご紹介しましたが、参考になりましたか?
マウスピース型矯正中は、定期的に矯正歯科へ通院する必要がありますが、その頻度はワイヤー矯正に比べれば少なく、日常生活に支障をきたさない程度で済むのが特徴です。
しかし、通院日にしっかり通わないとトラブルを早期発見できないため、矯正中は通院の予定を優先して考えるようにすることも重要です。
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患者さまにとって最良の治療を考え、一人ひとりに合った治療計画を立てて診療を行っているため、患者さまの状況に合わせて治療を行うことができます。
院内は明るい雰囲気で、緊張せずにリラックスしていただけるような環境を整えているため、日々の疲れを癒していただける場所にもなります。
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