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マウスピース矯正

マウスピース型矯正装置の市販品をおすすめしない3つの理由と矯正歯科で行うメリット

マウスピース矯正

「周りに矯正していることを知られたくない」「気軽に取り外せる装置を使用したい」と考えている方に人気のマウスピース型矯正装置ですが、矯正歯科で治療をする以外の方法として、ドラッグストアやインターネットで購入できる市販品があることをご存知ですか?

市販のマウスピース矯正は、矯正歯科でマウスピースを作るよりも手軽で安価なことから、興味をもっている方もいらっしゃいます。

しかし、安易に市販のマウスピースを購入することはあまりおすすめできません。

この記事では、市販のマウスピース型矯正装置をおすすめしない理由と、矯正歯科でマウスピースを作るメリットをご紹介します。

マウスピース型矯正装置に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

市販のマウスピース型矯正装置をおすすめしない理由

市販のマウスピース型矯正装置は、千円~数千円という価格で購入できることから、大幅にコストを抑えられるため、使用してみたいと考えている方もいらっしゃいます。

まずは、市販のマウスピース型矯正装置をおすすめしない理由をご紹介します。

市販のマウスピースでは矯正不可能

市販されているマウスピースは、基本的に歯を動かすような力をもっていないため、歯並びをよくしたいという目的で使用しても効果が出ないことがほとんどです。

歯並びがよくなるどころか「歯が痛くなってしまった」「口を閉じるのが難しくなった」などというトラブルもみられるため、安易に使用しないようにしましょう。

そもそも歯科矯正は、正確な診断と精密な治療計画に基づいて行われている医療行為です。

それなりの技術をもった歯科医師によって、レントゲンをはじめとしたさまざまな検査を行い、治療計画をしっかり立てて行われるのが一般的です。

歯の生え方や力をかけるべき部分は人によってさまざまなので、誰にでも合う矯正器具などは存在しません。

スポーツの際に歯を守る目的や、歯ぎしりを改善したいなどの理由からマウスピースを使用したい方にとっては、市販のマウスピースで十分な可能性もありますが、歯科矯正をしたい方には向いていない商品といえます。

矯正期間中のリスク管理が難しい

マウスピースは取り扱いを間違えてしまうと、虫歯や歯周病を引き起こすリスクがあります。

食事の際に外してその都度歯磨きをすることが推奨されていますが、市販のマウスピースを装着してこの行為を怠ってしまうと、虫歯や歯周病が進行して気づかぬうちにひどくなっていたということも考えられます。

また、市販のマウスピースで矯正をしても、歯が痛くなってしまった、歯並びが悪くなってしまったなどのトラブルが発生した場合、それらはすべて自己責任となります。

矯正歯科でトラブルに対応できる可能性もありますが、そのようなトラブルが起こるのであれば最初から矯正歯科で矯正器具を作るほうがよいでしょう。

自分の歯に適合しない可能性が高い

市販のマウスピースのほとんどは、マウスピースをお湯で軟化させて軟らかくしてから歯列に装着し、歯に押し当てるというものです。

この場合、ある程度自分の歯に合わせて装着することが可能ですが、矯正歯科で作ったマウスピースに比べたら適合性が悪く、隙間だらけになってしまいます。

矯正歯科で作るマウスピースは、治療計画に合わせて患者さま一人ひとりに合った形のマウスピースを付け替えていくという方法で治療が行われます。

しかし、市販のマウスピース矯正は、お湯で軟化させることで形を合わせることはできるものの、最適な形になるのは難しいため、歯を適切に移動させることができないという結果になることが多いのが現状です。

矯正歯科でマウスピースを作るメリット

市販のマウスピースをおすすめしない理由をご紹介しましたが、矯正歯科でマウスピースを作ることにどのようなメリットがあるのでしょうか?

ここからは、矯正歯科でマウスピースを作るメリットをご紹介します。

治療前に必要な検査を受けられる

矯正歯科でマウスピースを作る際には、まず以下のような検査を受けることになります。

  • レントゲン写真撮影
  • 歯型の製作
  • デジタルスキャン
  • 光学スキャナ
  • 虫歯や歯周病のチェック

矯正歯科ではこのような検査を行い、どのような治療方法が最適か、治療期間はどのくらいか、最終的にどのような状態になるかなど事前に説明を受けることで、矯正治療を不安なく行えるようサポートします。

さらに、治療をはじめるにあたって、虫歯や歯周病がひどいケースでは、まずは虫歯や歯周病の治療をしてから矯正治療を開始することになります。

口内のトラブルがないことが大前提となるため、矯正歯科であれば治療開始前に口内環境を整え、長く続くであろう矯正治療に備えることができます。

治療の過程から仕上がりまで治療前に確認できる

矯正歯科でマウスピース矯正を行う場合、ソフトウェアなどを用いた専用のシステムによって、どのように治療を行い、仕上がりはどのようになるかを現在の歯列と比較しながら確認することができます。

そのため、マウスピースをどのタイミングで交換するか、どの程度続けると理想の歯並びに近づけるのかといったことを治療前に把握できるのが特徴です。

さまざまなトラブルに対応可能

矯正歯科でマウスピース矯正を受ける場合は、定期的に健診に通う必要があります。その際、マウスピースの状態や虫歯や歯周病も確認することになるため、矯正中に起こるトラブルに即対応することができます。

また、マウスピースを装着すると痛みが発生することがあり、その痛みは人によって感じ方はさまざまです。

稀に我慢できないほどの強い痛みを感じる方もいらっしゃいますが、そのような場合でもマウスピースを微調整することが可能なので、痛みを我慢する必要はなく、その都度対応することができます。

アタッチメントが装着できる

マウスピース型矯正装置の際に、歯に直接つける歯と同色の樹脂でできているものをアタッチメントと呼びます。

アタッチメントは、マウスピースをしっかり口腔内に保持できることに加えて、歯にかかる力を細かく調整することができます。

歯に直接取り付け、マウスピースと歯の間にアタッチメントがある状態になります。

接着する位置や個数、種類は症状や治療計画によって異なりますが、アタッチメントがあることによって歯に対しての力の入れ具合を調整することが可能です。

自分にぴったりのマウスピースを製作できる

矯正歯科で作るマウスピースは、精密検査をしたり歯型をとったりしてオーダーメイドで作成するものです。

そのため、市販のマウスピースと違い、歯にぴったり適合するため、歯を効果的に動かすことが可能です。

市販のマウスピースはお湯で温めて形を変えることができるものの、ぴったり適合することはほぼないと考えてよいでしょう。

ご自身が希望する歯並びに近づくには、矯正歯科でオリジナルのマウスピースを製作して、治療計画に沿ってマウスピースを装着する必要があるのです。

症例ごとの適切な治療が受けられる

矯正治療を行う際、マウスピースだけで対応できる場合と、抜歯が必要な場合、マウスピースとワイヤー矯正を併用する場合など、治療方法は症例によって異なります。

歯の生え方や歯並びは人によって大きく差が出てくるため、患者さまごとに治療方法を立案できるのは矯正歯科での治療のみとなります。

とくに抜歯が必要なケースでは、市販のマウスピースでは対応できないため、矯正歯科で適切な検査を受け、治療方法を選ぶ必要があります。

さらに、矯正歯科であればさまざまな治療方法を提案することが可能なので、患者さまに負担のかからない方法で治療を選択することができます。

まとめ

市販のマウスピース型矯正装置をおすすめしない理由と、矯正歯科でマウスピースを作るメリットをご紹介しましたが、参考になりましたか?

市販のマウスピース型矯正装置は、手軽で安価なことからすぐに試せる方法といえますが、その分デメリットが多く、おすすめできる方法ではありません。

マウスピース矯正を考えている方は、矯正歯科で検査を受けて適切な治療を選択するようにしましょう。

患者さま一人ひとりに合った治療計画を立て、診療を行っている「末広町矯正歯科」では、患者さまの意思をしっかり伺い、ご要望に沿った治療を行うよう心がけています。

治療を向上させられるような最新機器を導入し、できる限り時間を短縮した矯正治療を提供させていただきます。

マウスピース型矯正装置の際に使用する口腔内スキャナは「iTero」と呼ばれるもので、従来のわずらわしい型取りではなく、デジタル3Dによって口内を正確に再現できる機械を使用しております。

部分矯正や全体矯正、お子様の矯正にも対応しているため、マウスピース型矯正装置に興味のある方は、お気軽に「末広町矯正歯科」までご相談ください。

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