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マウスピース矯正

口呼吸は歯列矯正で治る?デメリットや大人にマウスピース型矯正装置をおすすめする理由

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一昔前まで、歯列矯正は子どもがするものだと思われていました。しかし本来、歯列矯正の治療には何歳でするものという制限はなく、誰でも受けられます。

近年、口の中の健康に対する認識が高まり、歯列矯正を行う大人が増えているのをご存知ですか?

歯列矯正は、歯並びや咬み合わせが正常でない「不正咬合」を改善していく治療です。さらに、歯並びや咬み合わせだけでなく、それによって起こるお悩みやトラブルまで解消できる可能性があります。

とくに最近徐々に認知されつつある「口呼吸」は、歯並びや咬み合わせが悪いことで起こりやすいお悩みです。そのため、中には口呼吸を改善するために歯列矯正を行う方もいるようです。

そこでこの記事では、口呼吸と鼻呼吸の違いと大人の口呼吸のデメリット、マウスピース型矯正装置がおすすめの理由について詳しくご紹介します。

口呼吸と鼻呼吸の違いとは

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普段呼吸をしているとき、空気を吸ったり吐いたりするのを鼻から行っているのか、口から行っているのかを意識する方は少ないです。ふと気がついたときに口があいていた経験のある方は、もしかしたら口呼吸をしているかもしれません。

冒頭でもご紹介したように、最近では口呼吸がさまざまな不具合や病気を引き起こすことが広く知られるようになり、自分もそうではないかと不安になっている方もいるようです。

鼻は息を吸うときに鼻毛がフィルターのような役目を担うことで、ホコリや細菌などの大部分を取り除いてくれるため、綺麗になった空気を吸うことができるのです。

一方、本来口は食べ物を食べる器官であり、呼吸をするところではありません。口呼吸の場合は肺に空気が入っていく途中でフィルターの役割をしてくれる機能がなく、汚れたままの空気が入ってきてしまいます。そのため、身体の免疫機能を直撃し、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなってしまうのです。

大人の口呼吸のデメリット

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口呼吸は、異物を直接体内に吸い込んでしまうため、免疫力が低下して喘息やアトピー、花粉症などのアレルギー性疾患にかかりやすくなります。

また、口を常にあけて呼吸をするため、口の中にも悪影響が出ることも。では、大人が口呼吸をしていると、具体的にどのようなデメリットがあるのでしょうか。

虫歯や歯周病になりやすい

口呼吸で口があいていると、口の中が乾燥して唾液が分泌されにくい状態になってしまいます。

唾液の分泌量は、虫歯や歯周病へのなりやすさに関係しており、分泌量が多いほど虫歯菌や歯周病菌が洗い流されて予防しやすくなるのです。

反対に、唾液の分泌量が少ない場合、虫歯菌や歯周病菌が流れずに口の中に停滞してしまいます。

また、唾液がしっかりと分泌されている口の中では、食後唾液に含まれる成分によって歯の再石灰化が起こり、初期虫歯を修復しています。しかし唾液の分泌量が減ってしまうと、この作用が弱まり、虫歯が進行しやすくなってしまうのです。

口臭がキツくなる

口呼吸は、口臭がキツくなる原因の一つです。

上述したように、口呼吸をしていると口の中が乾燥します。すると「ドライマウス」という状態になり、口臭がキツくなってしまうのです。

一般的に、唾液の分泌量の低下につながるような悪習慣、たとえば口呼吸が長期間続いている方ほど、ドライマウスになりやすいといわれています。

口の中の衛生状態は、唾液がもっている自浄作用や抗菌作用によって維持されています。唾液の分泌量が減ってしまうと、衛生状態が保てず口の中で細菌が繁殖しやすい状態に。

そのため、口呼吸をしていると口臭がキツくなってしまうのです。

とくに冬は外気も乾燥しているので、ますます口の中が乾きやすい環境になります。冬に他人の口臭が気になるのは、そのためなのです。

歯並びが乱れやすい

歯並びと口呼吸は一見関係なさそうに思えますが、実は密接に関係しています。

口呼吸は、顎の形や舌の位置にまで悪影響を与え、それが歯並びや咬み合わせにまでつながってしまう可能性も。なぜなら口呼吸を続けることで口の周りにある口輪筋や頬の筋力低下、口唇閉鎖力の衰えを招き、前歯を内側に抑える力が弱まったり、顎の骨の成長が妨げられたりするからです。

以下は、口呼吸によって起こりやすい不正咬合の例です。

  • 上顎が狭くなり、下顎の発育が不十分になることで「上顎前突(いわゆる出っ歯)」になる
  • 舌で前歯を押し出すことで「開咬(いわゆるオープンバイト)」になる
  • 下顎の歯列が広がることで上顎の歯列と大きさが合わなくなり、「反対咬合(いわゆる受け口)」になる

口呼吸をするときは、無意識のうちに舌の位置を低くしたり、前に出したりしています。

子どもの頃から口呼吸をしている方は、すでにこの癖がついている可能性が高いです。そのため、歯並びや咬み合わせに影響が出るだけなく、はっきりと発音できなくなってしまうこともあります。

顔が歪みやすい

口呼吸をしていると、常に口があいているため唇に力が入らず、口周りの筋力がどんどん低下してしまいます。すると、頬や口元がたるみ、徐々に顔全体の筋肉が衰えるため、年齢を重ねるにつれて目元にまで影響が及んでしまうケースも。

また、子どもの頃から口呼吸をしていると、アデノイド顔貌と呼ばれる顔つきになってしまう可能性もあります。

アデノイド顔貌とは、ロングフェイスや下顎が小さく引っ込んだ顔の総称です。主に長期間にわたる口呼吸が原因で起こるといわれており、大人になるにつれてコンプレックスになってしまう方もいます。

アデノイド顔貌かどうかは歯科医院で診断してもらう必要がありますので、気になる方は受診してみるとよいでしょう。

睡眠時無呼吸症候群を起こしやすい

睡眠時無呼吸症候群とは、無呼吸(10秒以上呼吸をしない)を一晩で30回以上もしくは、1時間あたり5回以上繰り返す状態です。大人になると徐々にこの症状が起こる方も多いため、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

実は、口呼吸によって舌に力が入りにくくなると、眠っているときに舌が気道を塞いでしまうため、睡眠時無呼吸症候群になりやすくなってしまいます。

睡眠中に無呼吸状態を繰り返すことにより、体が低酸素状態となる上、質の良い睡眠が妨げられてしまい、脳や身体をしっかりと休ませることができません。

そのため、日中仕事中に強い眠気を感じたり、高血圧や心疾患などの生活習慣病のリスクが高まったりする原因となります。

大人の口呼吸改善のためにマウスピース型矯正装置がおすすめの理由

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最近では、小さな子どものみならず、大人でも常に口が開いている方も少なくありません。

口呼吸は歯並びが悪くなる原因にもなりますが、その反対に歯並びが悪いことによって口が閉じにくかったり、舌が収まるスペースが狭くなったりして、口呼吸になってしまうケースもあります。

そのような場合、歯列矯正で歯並びや咬み合わせを直さなければいけません。

歯列矯正の治療方法には、ワイヤー矯正や裏側矯正などいくつか種類がありますが、もっともおすすめなのが「マウスピース型矯正装置」です。

ここでは、大人の口呼吸改善のためにマウスピース型矯正装置がおすすめの理由についてご紹介します。

マウスピース型矯正装置とは

マウスピース型矯正装置とは、従来のワイヤー矯正や裏側矯正とは異なる新しい歯列矯正の方法です。透明なマウスピースを歯に装着することで治療を行います。

以下は、マウスピース型絵矯正装置の特徴です。

  • 歯列矯正をしていることが目立たない
  • 治療中の痛みが少ない
  • 食事や歯磨きの際は取り外せる
  • 通院回数が少ない
  • 虫歯になりにくい

治療を行う前に、コンピューターでシミュレーションするため、治療終了後の仕上がりを正確に予測できます。それをもとに数十枚のマウスピースを作成し、定期的に交換していくことで、徐々に歯並びを整えていきます。

大人の口呼吸改善にマウスピース型矯正装置がおすすめの理由

マウスピース型矯正装置は、歯並びや咬み合わせが原因で口呼吸になっている場合におすすめの歯列矯正の方法です。

以下は、マウスピース型矯正装置がおすすめの理由です。

  • 口呼吸によって起こりやすい出っ歯やオープンバイトの治療が得意
  • 前歯を外側よりも内側に傾斜させやすい
  • 治療中も保定期間中も取り外せるため使用しやすい
  • マウスピースが歯列全体を覆うことで、咬む力によって奥歯を沈み込ませる力が働くため、舌癖などの機能異常による悪影響が少ない

マウスピースを装着していることで舌癖が治るため、治療後に再度歯並びが乱れる可能性も少なくなります。口呼吸を改善したい方は、マウスピース型矯正装置とMFTという正しい舌の動きを習得するトレーニングも並行して行うことで、口呼吸を根本的に改善していきます。

また、ワイヤー矯正の見た目が気になる方でも治療が受けやすいのでおすすめです。

まとめ

口呼吸と鼻呼吸の違いと大人の口呼吸のデメリット、マウスピース型矯正装置がおすすめの理由について詳しくご紹介しました。

人間本来の呼吸である鼻呼吸。鼻呼吸をすると、ほこりや細菌などを取り除いてくれるため、風邪やインフルエンザにもかかりにくいだけでなく、舌や頬の筋力をアップして正常な歯並びや顎の発達をサポートしてくれます。

すでに歯並びが悪い場合は、歯列矯正をすることで口呼吸まで改善できる可能性もありますが、普段から鼻呼吸を意識したり両方の歯で噛む癖をつけたりするなど、自分でも口呼吸を改善するように努めるとよいでしょう。

当院では、大人の口呼吸改善におすすめのマウスピース型矯正装置をはじめ、さまざまな治療方法をご用意して患者様をお待ちしています。

マウスピース型矯正装置は、指示された装着時間を守らなければいけませんが、人生における大切なシーンでは取り外すことも可能です。

口呼吸は「百害あって一利なし」といわれています。口呼吸を歯列矯正で改善したい方は、ぜひ一度千代田区の矯正歯科専門・「末広町矯正歯科」までご相談ください。

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