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マウスピース矯正

インビザラインの交換を早めるのは可能?注意点や治療を早める方法は?

マウスピース矯正

近年、歯列矯正の主流となりつつあるインビザライン矯正。治療期間は患者様の歯並びによって異なりますが、平均して1〜2年程度、長い方で3年ほどかかることもあります。

インビザライン矯正では、あらかじめ作成したマウスピースを患者様ご自身で交換していただくため、「もっと早く交換すれば、治療期間も短くなるのでは?」と考える方もいるかもしれません。

たしかに1枚のマウスピースを早く交換できれば、治療も早く終わりそうに感じますよね。しかし、実際に交換を早めることは可能なのでしょうか?

本記事では、インビザライン矯正のマウスピースの交換を早められるのかどうか、早めるためにできることをご紹介します。

 

インビザライン矯正はどのように歯を動かしていくの?

インビザライン矯正は、透明な薄いマウスピースを使って歯を動かす矯正方法です。

インビザラインのマウスピースは1枚あたり1週間〜2週間装着するというルールがあり、定期的に通院していただき、歯とマウスピースの適合状態をみながら進めていきます。

歯並びによって使用する枚数は異なりますが、数枚〜数十枚のマウスピースを交換して理想の歯並びを目指します。

個人差はありますが1枚のマウスピースでおよそ0.25mm、正しく着用すると1ヶ月で1mmほど歯が動くことになります。

「1ヶ月でたった1mmしか動かないの?」と思うかもしれませんが、体に負担をかけず歯を動かすには、正しいプロセスをたどらなければなりません。

インビザライン矯正でも他の矯正方法と同じように、歯の根元から向きや傾きを変えていくため、骨の代謝サイクルに合わせて少しずつ時間をかけて矯正していくことになるのです。

 

インビザラインの交換を早めることはできる?

前述のとおり、インビザラインは1週間ごとに交換するという決まりがあります。そのため、歯科医師からの特別な指示なしに、患者様の判断で交換を早めることはできません。

決められた期間よりも早く交換してしまうことで、理想の歯並びにならなかったり、かえって時間がかかってしまったりと、思わぬ事態をまねくことにも繋がります。

というのも、インビザライン矯正は患者様の歯型やレントゲン写真をもとにシミュレーションをおこない、歯に合わせたマウスピースを作成して治療計画を立てます。

矯正をスタートしたら、治療計画に沿ってマウスピースを適切な時期に交換することになりますが、この期間はあくまでも「最短日数」です。

歯が動くスピードや代謝の早さなどは人によって違いますし、軽度・中度・重度など症状の程度によって異なります。

軽度の方なら治療が早く終わるケースや、複雑な動きの歯であればさらに時間がかかることもあります。

また、マウスピースはきちんと歯にはまっていることが重要なので、交換を早めたからといって早く歯が動くわけではありません。

せっかく歯並びを綺麗にしたいと思って矯正しているのに、歯に過度な負担をかけてダメージを与えては意味がありませんよね。

歯科医師の指示のもとしっかりと適切な交換ペースを守り、歯の動きに合わせて進めていきましょう。

 

インビザラインの交換を早めるためにできること!

インビザライン矯正では段階的にマウスピースを使って歯を動かしていくため、すぐに大きな変化を感じることはできません。

しかし、マウスピースの交換を早めるためにできることがいくつかあります。

ここでは、マウスピースの交換を早めるために心がけたいことや、早めるためにできることをご紹介します。

装着時間をしっかり守る

1つ目のポイントは、マウスピースの装着時間をしっかり守ることです。インビザライン矯正で使用するマウスピースは、1日20時間以上装着するという想定のもと治療計画を立てています。

治療計画は最短で矯正できるように考えられたものなので、自己判断で「夜だけ装着する」など、装着時間を変えると計画通りに進まなくなります。

基本的にマウスピースは食事と歯磨きをする以外は装着するのが望ましく、装着時間を長くすることで、歯を動かす力を加え続けなければなりません。

装着時間を守ることは治療期間を最短で終わらせることにつながるので、しっかり意識しておきましょう。

アライナーチューイーを使用する

2つ目のポイントは、マウスピース装着時に「アライナーチューイー」を使用することです。アライナーチューイーは、マウスピースをはめ込むために使う、シリコン製の小さな棒です。

インビザライン矯正で使うマウスピースは、交換するごとに少しずつ目標の歯並びへと動いていくため、ご自身の歯も形にしっかりフィットしなければなりません。

手でマウスピースを入れるだけでは、気づかない小さな浮きができてしまうことも多いので、必ずアライナーチューイーを使ってぴったりフィットさせましょう。

少しでもマウスピースの交換を早めたい場合は、アライナーチューイーの使用が必要不可欠です。

スケジュール通りに通院する

3つ目のポイントは、スケジュール通りに通院することです。インビザライン矯正では、治療開始時にまとめてマウスピースを患者様にお渡しするため、通院頻度が少ないという大きなメリットがあります。

しかし、「順調に歯が動いているか」や「トラブルが起こっていないか」などを見せていただくためにも、通院にてお口の状態を確認することが大切です。

あまり間隔があくとトラブルが起こっていた場合に発見が遅くなる可能性もあり、計画通りに進められなくなるかもしれません。

最短でマウスピースを交換するためにも、通院ペースをしっかり守りましょう。

専用装置を利用する

インビザライン矯正では、歯の移動を早められる専用の加速装置を使うことも可能です。専用装置にもいくつか種類がありますが、とくに有名な加速装置には「オルソパルス」「アクセルデント」などがあります。

方法は異なりますが、いずれの装置も歯や歯周組織に刺激を加えて代謝を促進させ、歯の移動スピードを高めることには変わりありません。

ただ、どのような方法ができるかは歯科医院や患者様の状況によって異なるため、相談しながら決めていくことになります。

外科的治療と組み合わせる

インビザライン矯正のみでは治療できない症例の場合、外科的な治療(サージェリーファースト)と組み合わせることもあります。

上顎や下顎など、骨格への処置をおこなうため手術は大掛かりになりますが、骨格からくる噛み合わせの悪さの改善や、審美的(見た目の美しさ)なコンプレックスの解消につながります。

なお、外科治療とインビザライン矯正を組み合わせる場合、外科治療→歯列矯正の順番でおこないます。歯列矯正の治療期間が大幅に短縮されるため、骨格的な問題を抱えている方は検討されるとよいかもしれません。

セラミック矯正を選択する

「インビザライン矯正よりも早く効果を得たい」という方は、セラミック矯正を選択する方法もあります。

セラミック矯正はご自身の歯を動かすのではなく、上からセラミック製の歯をかぶせて見た目をよくする矯正方法のため、痛みが少なく治療は短期間で終了します。

ただし、セラミック製の歯をかぶせるために、ご自身の歯を削らなければならないというデメリットも。一度削った歯は元に戻らないので、どの方法を選択するかは矯正前に十分検討しましょう。

 

インビザライン治療は『末広町矯正歯科』におまかせください!

今回はインビザライン治療について、マウスピースの交換を早めることは可能かどうか、早めるための方法について紹介しました。

インビザラインは歯の動きにあわせて、その都度マウスピースを交換していくことで効果を発揮します。そのため、むやみに早く交換しても思うような効果を得ることはできませんし、結果的に治療が長引いてしまう可能性もあります。

末広町駅徒歩1分の「末広町矯正歯科」では、精密な歯型の採取や歯科用CTの活用など、デジタル設備を活用したインビザライン治療が可能です。

患者様のお悩みに合わせた柔軟な矯正歯科治療をおこなっておりますので、インビザライン治療をご検討の方はお気軽にご相談ください。

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