世界中で多くのシェアと症例数を持つ、インビザライン治療。
透明で目立ちにくい点をはじめ、メリットの多い矯正治療として知られています。
しかし、中には「インビザラインはつらい」と聞いて、治療に踏み切れない方もいるかもしれません。
そこで本記事は、インビザラインはつらいのか?について6つの理由をご紹介していきます。
つらい時の対処法もあわせてご紹介したので、インビザラインに興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね!
インビザライン治療がつらいと言われる理由は?
インビザラインは、痛みや違和感、管理する手間など、人によってさまざまな理由で「つらい」と感じます。
治療を始めた後に悩まないためにも、つらいと言われる主な理由を6つ、確認していきましょう。
慣れるまで違和感があるから
インビザライン治療を開始してすぐの頃は、口の中に異物感や違和感を覚える方が多く、つらいと感じるケースがあります。
インビザラインで使うマウスピースは、装着時のストレスを最小限に抑えた、密着感のある仕様です。
しかし、装着から2〜3日間は、マウスピースの締め付けを圧迫感と感じる方もいるようです。
通常は1週間もすればマウスピースの形に歯並びが動いて、違和感は徐々に落ち着いてきます。
痛みが気になる人もいるから
ワイヤー矯正と比べると、一般的にマウスピースの装着で痛みを感じることは少ないです。
しかし、次のようなタイミングでは、人によって痛みを感じやすいといえます。
● 初めてマウスピースを装着する時
● 新しいマウスピースに交換する時
インビザラインでは1〜2週間ごとに、新しいマウスピースに交換して治療を続けていきます。
その際、新しいマウスピースの形と歯並びが追いついていないため、数日間は痛みを感じやすいです。
痛みには個人差があり、「締め付け感くらいで気にならない」という方もいますが、痛みに敏感な方の場合、苦痛に感じるケースもあるようです。
長時間装着する必要があるから
インビザライン治療では、1日20時間以上マウスピースを装着することが求められます。
この長い装着時間が、人によってはストレスに感じることもあります。
基本的にマウスピースは飲食時以外、1日ずっと装着することが必要なので、初めのうちは日常生活への影響や負担も出てくるでしょう。
しかし、慣れてくれば次第にマウスピースの装着は習慣となり、日常の一部になります。
飲食時に外すのが面倒だから
インビザライン治療では、飲食をする度にマウスピースを外さなければなりません。
そのため、飲食時に毎回外すのが面倒だと感じ、つらくなってしまう方もいます。
着脱に加えて、飲食を終えてインビザラインを装着し直す際は、虫歯予防のために歯を磨いてから装着することが求められます。
この一連の流れが、特に外食が多い方や社会人の方にとっては、不便さを感じる1つの理由ともいえるでしょう。
マウスピースの管理が面倒だから
飲食時の着脱だけでなく、外した後のマウスピースの管理が面倒だと感じる方もいます。
特殊なプラスチック素材でできているインビザラインのマウスピースは、紛失や破損のリスクを防ぐため、外した後は専用のケースに保管する必要があります。
特に外出先での飲食時など、ティッシュなどに包んでテーブルの上などに置いてしまうと、うっかり壊したり捨ててしまったりする恐れがあるので、注意が必要です。
紛失するとアメリカに再発注しなければならず、費用がかさむだけでなく、治療期間も延びてしまいます。
治療期間が長引くこともあるから
インビザライン治療では、計画通りに歯が動かず、治療期間が長引いてしまうケースもみられます。
当初の治療期間から大きく延長すれば、誰でも「治療はいつ終わるのだろう…」と不安になったり、つらくなってしまうのは当然のことです。
インビザラインに限った話ではありませんが、矯正治療ではお口の中や歯の状態によって、歯の動く速度が患者様ごとに異なります。
計画通りに歯が動かなければ、何度もマウスピースの作り直しが必要となるなど、時間もお金も余計にかかってしまうので、その点を負担を感じる方もいるでしょう。
インビザラインがつらい場合の対処法
インビザラインがつらいと感じる場合でも、ご自身による対処法で乗り切れるケースが多いです。
以下に5つの対処法をご紹介するので、参考にしてみてください。
歯科医師に相談する
インビザライン治療をする中でつらさを感じたら、まずは歯科医師に相談してみましょう!
長時間のマウスピース装着がつらい、不快感に耐えられないなど、矯正治療において悩んでしまった場合は遠慮なく相談していただいて構いません。
通常であれば、担当の歯科医師は対策を講じてくれるはずです。
マウスピースの装着感の調整をはじめ、場合によっては治療計画の見直しをしてくれるケースもあるでしょう。
痛み止めを飲む
どうしても痛いときはマウスピースを外すことも選択肢の1つですが、何度も外してしまうと、予定通りに歯が動かなくなる恐れがあります。
装着時間を長くするためには、痛み止めを飲んで解決するのも有効です。
しかし、痛み止めを服用しても我慢できないほどの痛みがある場合、トラブルの可能性もあるのですぐに歯科医院を受診しましょう。
治療を始めた目的を思い返す
矯正治療の期間は長いです。途中でつらさを感じてしまう場面もあるでしょう。
そんな時は、治療を始めた目的を思い返して、モチベーションを上げることがおすすめです。
「歯並びを美しくしたい」
「人前で思いっきり笑えるようになりたい」
患者様ごとに、インビザライン治療を始めた理由があるはずです。
また、シミュレーションを用いて随時、治療開始時からの変化を見せてくれる歯科医院であれば、より視覚的に変化を実感できるのでおすすめです。
他の矯正治療を検討する
どうしてもマウスピースの装着が苦手で億劫に感じてしまう場合、他の矯正治療を検討することもできます。
インビザライン治療は、自分で取り外しが可能な矯正治療です。
食事の際に取り外すことで、制限なく快適に飲食を楽しむことができますが、装着時間の把握や管理ができないなど、自己管理が不得意な方には向かない治療でもあります。
その点、ワイヤー矯正など固定式の矯正であれば、装着時間の管理の必要もなく治療が続けやすいといえるしょう。
矯正治療では、自分に合った方法を選ぶことが非常に大切です。
他の歯科医院に相談してみる
矯正治療を続ける中で不安を感じてしまう場合には、他の歯科医院に相談してみるのも1つの手です。
インビザラインを含む矯正治療の“歯の動かし方”は、担当医師の技量や経験によるところが大きいもの。
装着時間を厳守しているにも関わらず、計画通りに歯が動いていない場合、治療方針の問題である可能性も出てきます。
もしも今「歯が動かなくてつらい…」と悩んでいる方は、セカンドオピニオンとして、矯正治療専門の歯科医院を訪ねるのも賢い選択肢だといえるでしょう。
末広町歯科・矯正歯科では患者さまに合わせた矯正治療をおこないます
インビザライン治療では、違和感や多少の痛みを感じるなど、つらく思うような場面もあります。
まずはマウスピースに慣れていくことが一番の解決方法ですが、気軽に相談のできる、信頼のおける歯科医師と治療をスタートすることも大切です。
矯正治療は長い期間にわたるものであり、歯科医院選びは非常に重要だといえます。
末広町歯科・矯正歯科では、矯正歯科専門のカウンセラーが患者様のお気持ちに寄り添って、診断から治療計画の立案まで、専属で治療を担当しております。
3Dシミュレーションによって歯がどう動くのかを可視化することで、治療のイメージがしやすくなったとの声もいただいております。
最新の医療設備の整った環境はもちろん、矯正歯科専門の医師が多数在籍し、さまざまな症例への対応が可能です。
インビザライン治療を含め、患者様の状態やご希望に合わせて幅広い治療のご提案ができるので、「安心して結果の出る矯正治療がしたい」とお考えの方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください!