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矯正歯科

過剰歯の抜歯手術にかかる費用相場と大人の矯正治療の保険適用について紹介

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過剰歯とは、通常の永久歯以外で余分に生える歯のことです。上顎の前歯付近に発生するケースがほとんどで、通常の永久歯と同じ方向に向いている「順生」と逆を向いている「逆生」があります。

一般的に、過剰歯は他の永久歯や口の中に悪い影響を及ぼす可能性がある際に、抜歯の手術が行われます。

本来は、乳歯から永久歯へと生え変わる6〜7歳頃に過剰歯の抜歯手術を行うことが多いです。しかし、過剰歯があることに大人になるまで気づかなかった場合や、大人になって矯正治療を受ける際に過剰歯が邪魔になる場合などは、必要に応じて手術が行われます。

また、過剰歯によって歯並びや咬み合わせに問題が生じた場合にも、抜歯手術後に矯正治療を行うことも。

歯科医院で過剰歯を指摘された方の中には、「過剰歯の抜歯手術にはどのくらいの費用がかかるのだろう」と不安に感じた方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、大人の過剰歯の抜歯手術にかかる料金相場と、矯正治療の保険適用についてご紹介します。

大人の過剰歯の抜歯手術にかかる料金相場

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過剰歯は、乳歯に発生することは非常に稀で、そのほとんどは永久歯です。発生頻度は、約1%といわれており、比較的多くみられる症例でもあります。

歯並びや咬み合わせに問題があり、歯科医院へ行き、レントゲンを撮った際などに発覚することが多いです。そのため、子どもの頃には自分に過剰歯があることを知らずに過ごしている方もいます。

歯科医院で急に「過剰歯の抜歯手術が必要です」といわれたら、驚いてしまうことでしょう。突然のことでとまどってしまうだけでなく、手術といわれて費用を心配される方も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、大人の過剰歯の抜歯手術にかかる料金相場について、日帰り手術の場合と入院が必要な手術の場合をそれぞれご紹介します。

日帰り手術

過剰歯は、発見されるとすべてのケースで抜歯手術が行われるわけではありません。すでに歯並びや咬み合わせに影響が出ている場合や、歯科医師が抜歯した方がよいと判断した場合などに手術が検討されます。

基本的に、過剰歯の抜歯手術は保険適用内で行われるので、自己負担額は3割です。

そのため、保険診療で過剰歯が永久歯と同じように萌出している場合は、数百円で済むことも。また、順生でも過剰歯が埋伏している場合は、抜歯にかかる費用は約3千円となります。

他にも、骨を削る処置が必要だったり難易度が高い過剰歯だったりする場合には手術費用が高くなるので、実際にかかる費用については、個人差があるといえるでしょう。

ただし、この費用は純粋に抜歯の手術にかかる費用のみなので、実際に歯科医院で支払う金額には、以下のものが加算されます。

  • 初診料
  • 再診料
  • レントゲン撮影費用
  • CT撮影費用
  • 処方箋代
  • 痛み止めや抗菌薬などの薬代(薬局で支払う)

一般的に、大人の過剰歯の抜歯手術は、子どもよりも骨が硬いため難易度も高いといわれています。傷が治るのにも時間がかかることもあり、何回か歯科医院で経過をみる必要があるでしょう。その分費用はかかりますが、きちんと経過観察してもらうことが大切です。

入院が必要な手術

過剰歯の状態や患者さんの身体や精神などに負担が生じる可能性のある場合は、設備の整った医療機関へ入院し、全身麻酔下で手術を行うこともあります。

その場合の入院日数は1泊〜4泊になるケースが多く、抜歯の難易度や医療機関の方針によって異なります。

入院しての抜歯手術にかかる費用の平均は、保険適用内の3割負担で約9万円です。この中には、食事代や差額ベッド代など、保険が適用されない費用も含まれるので、日帰り手術に比べて高額になります。

そもそも、過剰歯で入院することを疑って医療機関を受診される方は少ないでしょうから、まずは自宅や職場の近くにある歯科医院へ相談に行く方がほとんどです。そのため、そちらでかかる費用と、紹介された医療機関でかかる入院費用をあわせた金額が、過剰歯で入院が必要な手術にかかる費用といってもよいでしょう。

大人の過剰歯の矯正治療は保険適用内?

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大人になってから過剰歯が見つかった場合、ほとんどのケースで抜歯後に矯正治療が必要となります。なぜなら、過剰歯によって歯並びや咬み合わせに異常が出るケースも多く、抜歯の手術のみではきれいな歯並びにできないからです。

基本的に、歯並びや咬み合わせを整える矯正治療は、保険適用外の自由診療です。しかし、一部の症例については保険適用内で矯正治療が行える可能性もあります。

ここでは、過剰歯の矯正治療で保険適用が受けられるケースと、矯正治療の種類についてご紹介します。

過剰歯の矯正治療は一部の症例のみ保険適用内

上述した通り、歯並びや咬み合わせを整える矯正治療は、基本的に自由診療です。

治療にかかるすべての費用を患者さんが負担することになるため、過剰歯を抜歯後に矯正治療を行うことを勧められた方の中には、費用に不安を感じる方も多くいます。

実際のところ、過剰歯の抜歯後に行われる矯正治療は、ほとんどの場合自由診療になります。過剰歯でよく発生するすきっ歯の矯正費用の相場は、矯正装置の種類にもよりますが、60万〜100万円です。

ここで注意したいのが、矯正治療を行うことを前提とした抜歯手術については、保険が適用されないという点です。現在の日本の制度では、自由診療と保険診療の混合は認められておらず、抜歯の手術も自費で行わなければなりません。

このように、矯正治療には多額の費用がかかるケースも多く、なかなか治療に踏み切れない方もいます。しかし以下のようなケースでは、保険適用内の3割負担で治療が行えるので、歯科医院で相談してみることをおすすめします。

  • 厚生労働大臣が定める疾患(生まれつき口の中にみられる先天性の異常)
  • 顎の大きさや形、位置などに異常がある顎変形症と診断された場合
  • 前歯の永久歯が3本異常萌出不全で、それによって咬み合わせに異常が出ている場合(埋伏歯開窓術が必要)

上記の条件を満たし、かつ厚生労働省が定める施設基準に適合した保険医療機関で治療を受ける場合のみ、保険適用内で矯正治療が受けられます。

過剰歯で保険適用内になるケースが多いのは、「鎖骨頭蓋異形成症」などです。

鎖骨頭蓋異形成症は、比較的稀な疾患で全身の骨や顔面、顎の変形に加えて、歯の萌出不全などの合併症が認められます。複数の過剰歯が認められるケースも多く、中には4本の過剰歯を抜歯した症例もあります。

大人の矯正治療の種類

大人が過剰歯の抜歯手術を受けた後は、ほとんどの場合歯並びを整える矯正治療が必要です。

矯正治療というと、年齢を重ねた方の多くは歯に銀色のワイヤーとブラケットという装置を装着する方法を思い浮かべるでしょう。どうしても目立ってしまうため、抵抗があるという方も多いです。

しかし近年、このワイヤー矯正が進化しただけでなく、目立たずに歯並びを整えられる矯正装置が誕生しています。以下は、主な矯正装置の種類です。

  • ワイヤー矯正
  • 裏側矯正
  • マウスピース型矯正装置

近年、透明のマウスピースを歯に装着するだけで歯並びを整えられる「マウスピース型矯正装置・インビザライン」というマウスピース矯正が話題になっているのをご存知ですか?

マウスピース型矯正装置・インビザラインは、患者さんの歯並びにあわせたマウスピースを交換していくことで、徐々に歯並びを整える方法です。食事や歯磨きの際は取り外せるため、日常生活に影響が少ないことでも人気があります。

最近では、ワイヤー矯正でも白くコーティングした装置が登場しており、昔よりも格段に目立たなくなっています。また、歯の裏側に装着する裏側矯正は、表側から見ると矯正装置をつけていることがほとんどわかりません。

過剰歯の抜歯後に矯正治療を勧められた方の中には、矯正装置が目立ってしまうことを懸念されている方も多いですが、目立たない矯正装置を選択できる可能性も高いです。まずは歯科医院で相談し、最適な治療を受けるようにしましょう。

まとめ

大人の過剰歯の抜歯手術にかかる料金相場と、矯正治療の保険適用についてご紹介しました。

大人の過剰歯は、歯茎の骨の中で他の永久歯の根っこを溶かしてしまう恐れもあり、その結果将来歯を失うリスクが高まってしまいます。また、過剰歯によって歯並びや咬み合わせが正常でなくなってしまうことで、顔貌にまで影響が出てしまうことも。

歯茎の中に埋まっていて、他の永久歯や口の中に影響が出ていない場合は、あえて抜歯の手術を受ける必要はありません。しかし、抜歯を勧められた場合は、早めに処置を受けた方がよいでしょう。その際は、今回ご紹介した料金相場を参考にしてみてください。

当院では、患者様一人ひとりに最適な治療計画を立て、できるだけ時間や期間を短縮した治療をご提供できるように努めております。

日本矯正歯科学会の認定医が多数在籍しておりますので、過剰歯の抜歯手術後に矯正治療が必要になった場合でも安心して診療を受けていただけるでしょう。

矯正治療にかかる費用が不安な方のために、デンタルローンによる分割のお支払いにも対応しております。過剰歯の可能性がある方は、ぜひお気軽に「千代田区の矯正歯科専門・末広町矯正歯科」までご相談ください。

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