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歯医者さんでレントゲンを撮りたくない方へ!治療に役立つ理由と他の選択肢を紹介

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レントゲン検査はX線検査ともいい、X線は数種類ある放射線の中のひとつなので「身体に良くないんじゃ?」と思っている方も多いのではないでしょうか?

歯医者さんで行うレントゲンは口の中なので頭に近く、他の医科よりも更に不安が増すのかもしれません。

しかし歯科レントゲンは、的確な治療をするためにとても役立つ診断方法であり、レントゲンを希望しない場合は受診できない医院もあるほどです。

ここでは、歯科レントゲンで使う理由や、他の選択肢についてなど、歯科で行われる撮影方法について詳しくご紹介します。

気になる歯科レントゲンの被ばく量

レントゲンに使われるX線は放射線の一種で、放射線には他にもガンマ線など、性質や強さが違う5種類の線があります。

放射線は物を通り抜ける性質がありますが、X線は鉛で遮ることができるので、歯科レントゲンの撮影の際には重いエプロンを着けることをご存じの方も多いでしょう。

怖いイメージの放射線ですが、食べ物の消毒や腐敗防止、野菜の害虫退治、自動車のタイヤの強度を上げるなど、実は私達が知らない様々な場面で照射され、役立てられています。

元々、空から絶え間なく降り注いでいる自然界の放射線を、私たちは地球に生きる限り常に浴びていて、その量は年間で1.5~2.4ミリシーベルト(以下mSv)と言われています。

では、歯科レントゲンで使用される放射線がどの程度かというと、0.01~0.1mSvなので、極めて値が低いことが分かります。

身の回りの被爆量との比較が分かる画像が東京都歯科医師会のホームページ内PDFにありますので、参考にしてください。

「歯科治療のX線撮影は安全です!」社団法人 東京都歯科医師会

実際人体に悪影響が出る被爆量は100mSv以上ですが、それに比べると歯科レントゲンの被爆量は、東京~ニューヨーク間の飛行機に乗っている際に浴びる0.2mSv以下です。

歯科レントゲンの種類と役目

歯科の治療場面で使用されるレントゲン検査は、役割の違う3種類があります。

昨今はデジタルレントゲンというものがあり、フィルムに出力する従来のレントゲン写真とは違い、データとして出力することで放射線量が少なくて済み、パソコン上で濃度を変えたり拡大したりするなど、見やすくすることができるようになっています。

「パノラマレントゲン」は全体の把握

パノラマは歯だけでなく、目の下辺りからの顎の状態も分かる、全体を撮るレントゲンで、使用放射線量はおよそ0.03mSvです。

口の中の異常には、噛み合わせや隣の歯、親知らず、顎の病気など、1本の歯だけを見ていると発見できないものがあります。

今までどの歯を治療したか、これから痛みそうな虫歯はないかなどが、このパノラマで分かるので、この先起きるトラブルが予測できます。

特に歯周病は悪化しない限り本人には気付きにくく、治療を始めるのが遅くなってしまうケースもありますが、パノラマを撮影することで歯を支える土台である歯槽骨の異常を発見することが可能になります。

何度も撮るような検査ではありませんが、数年に一度の間隔で撮影すると、様々な症状の早期発見に繋げることができます。

「デンタルレントゲン」は詳細が分かる

パノラマレントゲンで発見した異常を、更に詳しく見ることができるのが、このデンタルレントゲンで、1枚につきおよそ0.01mSvです。

口の中に小さなフィルムを入れて患部にあてがい、軽く噛んだり指で押さえたりして撮影をしたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、1枚で2~3枚程度の歯の状態を詳しく見ることができます。

現状を診断する他に、例えば歯の根の治療(根管治療)の際、治療が患部に届いているか、薬剤がきちんと奥まで詰まっているか、炎症の程度など、目に見えない箇所の確認の為、治療途中で数回デンタルレントゲンを撮る場合もあります。

「CT」は三次元

パノラマやデンタルの平面に対し、奥行きなども分かる三次元の立体画像を撮ることができるのが「歯科用CT」です。

平面では確認することができなかった顎の骨の内部や、親知らずの生えている向き、複雑に枝分かれしている根管などを詳細に把握することができます。

周りの血管や神経、歯を支える骨の形態などを正確に捉えることは、インプラントを埋めたり、顎の太い神経に根が近い可能性がある親知らずを抜く際など、難しい治療を安全に行うことを可能にします。

この歯科用CTは、パノラマやデンタルと比べると放射線量が多いですが、それでも0.1mSvなので、他の医療用CTに対して約10分の1と、かなり低いです。

歯科レントゲンはこんな風に写る

歯医者さんでレントゲンを撮りたくない人がいる中でも利用される歯科レントゲンは、具体的にどんな風に画像に写るのでしょうか?

レントゲンは白黒写真のような色合いで、骨の硬さや状態、ずれや空洞を、その濃淡で見分けることで口腔内の問題を判断します。

虫歯のない歯は若干透明感のある白に写り、金属の詰め物など硬いものになると全く透けずに真っ白に映し出されます。

逆に虫歯になっている柔らかい部分や、空洞、膿んでいる場所、歯周病になって溶けてしまった歯槽骨と歯茎の間にできた隙間なども黒く写ります。

その他にも、顎関節症の原因となる、顎の関節のずれや噛み合わせの異常なども、歯科レントゲンで発見することができます。

このように、外側から見ることができない部分を写し、これから引き起こされるであろう異常を予測したり、外側からは確認することのできない虫歯や歯周病などを発見したりすることが、歯科レントゲンの役目です。

放射線の心配のない「iTero」

それでもやはり、小さいお子様や妊婦さんなど、できることならレントゲンは避けたい、という方はいらっしゃると思います。

レントゲン以外の選択肢として「iTero」という高性能な口腔内デジタルスキャナーがあります。

日本国内でも導入している歯科医院は5%程度といわれるiTeroは、以下の通り、非被爆以外にもメリットがあります。

    • 高精度なスキャニング

快適な使用感

治療前から治療後まで、経過もシミュレーションできる

型取りなどの時間がかからない

放射線不使用

ペン型カメラを用いて口腔内を1分程度撮影していき、取得した精密なデータはその場でモニターで確認することができます。

もちろんその先端部分は取り外しができ、患者様ごとに交換するので、衛生面でも安心です。

そして従来のデンタルレントゲンのように、口の中にフィルムを入れる必要がないので、お子様や高齢者に対しての使用でも、誤嚥などの苦痛の心配がありません。

さらに取得したデータが型取りになるので、型取り剤を口に入れるあの工程がなく、歯科技工士にはオンラインでデータを送信できるので、製作や輸送の時間が2週間ほど省けます。

何といっても3Dイメージは動かすことが可能で、治療前ながら治療後やその経過の確認ができるので、不安なく治療に臨めます。

料金は高い?保険は使える?

虫歯治療や歯周病などの治療の場合のレントゲンはCTも含め、健康保険の適用対象となるので、料金は3割負担です。

実は上記のような高性能なiTeroも、保険適用に該当する治療となると3割負担となります。

審美目的の治療となると、撮影といえどiTeroも実費となり高額ですが、工程が省けたり、治療の精度が上がったりすることで、十分なメリットになるといえます。

iTeroの強みが活かせる治療

昨今の矯正歯科には、透明なマウスピースを使って緩やかな力をかけて行う「インビザライン矯正」という方法があります。

iTeroの上述のような型取りによって、マウスピース製作も同様に大幅な時間短縮ができる上、経過を追える特性上、動いていく歯並びに対応した細やかなマウスピース交換が実現できます。

矯正治療をする上で、ご紹介したインビザライン矯正の他に、広く知られている針金によるブラケット矯正など、様々ある中でどの治療法が適しているかは、信頼ある歯科医院に相談する必要があります。

まとめ

レントゲンの安全性と役割、そして被爆しない撮影「iTero」をご紹介しましたが、いかがでしたか?

画期的なiTeroを導入している医院でも、必要に応じてレントゲンを使用する場合もあります。

飛行機旅行程度の被爆量を怖がって虫歯や歯周病を放置してしまうと、そのうち身体全体の病気に繋がってしまい、手遅れになる可能性もあります。

当院では、放射線を使わないiTeroはもちろん、レントゲン撮影においても「PaX-i3D Smart」という、わずかパノラマレントゲン2枚分の放射線で撮影することができる機種を導入し、より安全な矯正治療を目指しております。

お子様や妊婦さんなど、なるべく被爆を抑えた矯正治療を受けたい方は一度「千代田区の矯正歯科専門・末広町矯正歯科」の無料カウンセリングへお越しください。お待ちしております。

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