マウスピース矯正 痛くない

マウスピース矯正が痛くないといわれる理由と痛みが生じやすい5つのケース

歯列矯正は、歯に圧力をかけて歯を動かし、歯並びを治す治療です。従来の矯正治療の方法ではどうしてもある程度の痛みを伴っていましたが、ほとんどの場合、痛みは歯並びが整うにつれて無くなります。

近年、矯正中の痛みがないことで人気のマウスピース矯正。マウスピース矯正は、他の矯正装置と比べて痛みが少ないといわれています。

たしかに、従来のワイヤーを使用した矯正治療よりも格段に痛みが少なく、見た目も目立ちません。しかし痛みの感じ方には個人差があるため、マウスピース矯正でも痛いと感じる方がいるのも事実です。

そこでこの記事では、マウスピース矯正が痛くないといわれる理由と、痛みが生じやすい5つのケースについてご紹介します。

「マウスピース矯正は痛くないの?」と疑問に思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正 痛くない

最近、SNSなどでよく見かけるようになったマウスピース矯正は、透明のプラスチック素材で作られたマウスピースを歯に装着して歯を動かし、歯並びを治していく矯正治療の方法です。

患者さんの歯型を取り、その歯型より少しだけ綺麗に並べ直した状態のマウスピースを何枚も製作し、徐々に理想の歯並びにしていきます。

マウスピースには金属が使われていないので、金属アレルギーの方でも治療を受けることができるうえ、従来のワイヤー矯正よりも体への負担も少なくなっています。

以下は、マウスピース矯正の特徴です。

  • 透明のマウスピースを使用するため、矯正していることがほとんどわからない
  • 痛みがほとんどない
  • 少しずつ歯を動かす
  • 口の中がほとんど傷つかない
  • 食事と歯磨きのときは取り外しが可能
  • マウスピースの手入れが簡単で清潔を保てる
  • 1日20時間以上の装着が必要
  • 通院回数が少ない
  • 治療期間は半年から2、3年程度

マウスピース矯正は、決められた装着時間を守ることが重要なポイントです。「面倒だから」「出かけるから」という理由で外す時間が増えてしまうと、予定通りに治療を終えられなくなってしまいます。

また、患者さんの歯並びや口の中の状態によっては、マウスピース矯正の適応外になることもあるので、歯科医院でマウスピース矯正が可能かどうか診断してもらう必要があります。

マウスピース矯正が痛くないといわれる理由

マウスピース矯正 痛くない

マウスピース矯正は、マウスピースの素材の性質や矯正方法から、他の矯正装置よりも痛みが少ないといわれている治療法です。

ここでは、マウスピース矯正が痛くないといわれる理由についてご紹介します。

ゆっくりと歯を動かすから

矯正治療は歯根膜(歯が噛む力を柔軟に受け止める役割を担っている繊維)に力を加えることで、歯を動かしていくのですが、一度に強い力で歯を動かそうとすると、当然痛みを伴います。

マウスピース矯正は、強い力で一度に歯を動かすのではなく、弱い力でゆっくりと歯を動かしていくため、痛みを感じにくいといわれる歯列矯正の治療法です。

世界的に普及しているマウスピースブランド「インビザライン」を例に挙げると、インビザラインは「アライナー」というマウスピースを装着して、少しずつ新しいものに変えながら徐々に歯並びを治していきます。矯正期間中は、マウスピース1枚あたりの移動量を歯根膜の厚さと同じ0.2mmから0.25mmと定め、少しずつ歯を動かしていきます。

インビザラインは、歯根膜に負担をかけない程度の力で歯を動かすように設計されているため、歯が動く際に痛みを感じることはほとんどありません。

アライナーは、1〜2週間程度で新しいものに交換します。これは、0.2mmから0.25mmを1〜2週間かけてゆっくりと動かしていくということですので、痛みを感じることはほとんどないといってよいでしょう。

マウスピースが弾力性のある素材でできているから

マウスピース矯正で使用されるマウスピースは、一般的に弾力性のある透明のプラスチック素材で作られているため、ワイヤーによって口の中が傷ついたり、装置との摩擦で舌が切れたりするなどの怪我がありません。

また、マウスピース矯正はワイヤー矯正のようにブラケットで固定する必要がなく、口の中に当たることで発する痛みがないのも特徴です。口の中に当たらないので、口内炎ができることもなくほとんど痛みを感じません。

自分にぴったりのマウスピースを装着するから

マウスピース矯正は、患者さんの歯型をデジタルデータ化し、3Dデータを元に治療計画を立案するため、患者さん一人ひとりの歯にぴったりのマウスピースが製作できます。

しかも上記でもご紹介したように、マウスピースは段階的に交換していくため、無理な歯の移動をさせることはありません。

新しいマウスピースに交換すると多少の圧迫感はありますが、自分の歯並びに合っているマウスピースなので痛みを感じずに矯正できます。

マウスピース矯正で痛みが生じやすい5つのケース

マウスピース矯正 痛くない

痛みがほとんどないといわれているマウスピース矯正ですが、すべての方が痛みを感じないというわけではありません。

一般的に痛みが強いとされているワイヤー矯正も、マウスピース矯正も持続的に弱い力をかけることには変わりないからです。どちらの矯正でも痛みを感じる方はおられますし、どちらが痛いと感じるかは、個人によります。

ここでは、マウスピース矯正で痛みが生じやすい5つのケースについてご紹介します。

はじめてマウスピースを装着したとき

はじめてマウスピースをつけたときは、単純にマウスピースに慣れていないため、痛みを感じやすいです。歯根膜(歯の根っこ部分)は、顎の骨に埋まっており、自然の力で動くことはありません。マウスピースは歯に力を加え、理想の歯並びになるように歯を移動させていきます。

これまで力を加えられたことのない歯根膜に、はじめて継続的な力を加えるのですから、痛みを感じたとしても不思議ではありません。

また、歯に圧力が加わることで歯が締め付けられるような痛みを感じることもありますが、はじめてマウスピースを装着したことによる痛みは、3日から1週間程度で引いていくので心配しなくてよいでしょう。

歯が動いているとき

マウスピース矯正の特徴は、一度に動かす距離が短いことです。そのため、歯に必要以上の力がかからず、ほとんど痛みを感じない方が多いです。

しかし当然のことですが、弱い力でも歯に力を加えて動かしていることに変わりありませんので、歯が動いているときに痛みを感じる可能性はあります。

アタッチメントが当たっている

マウスピース矯正は、アタッチメントというプラスティックでできた突起物を歯の表面に取り付け、歯にかかる力を調整しています。このアタッチメントの出っ張りが、口の中の粘膜に当たって痛みの原因になることも。

また、アタッチメントをつけることで、マウスピース装着後の歯に加わる力が大きくなるため、痛みが生じる可能性もあります。

マウスピースを交換した直後

マウスピース矯正は、マウスピースを一定期間装着したあと、新しいマウスピースに交換して徐々に歯並びを整えます。

新しいマウスピースは、それまで装着していたものとは形状が少し変化しているため、動かしたい箇所に新たな力が加わり、痛みを感じる可能性があるのです。

ただ、はじめてマウスピースを装着したときよりも、持続的な力に慣れているので、痛みを感じたとしても比較的少ない痛みで済むことが多いです。

上下の歯がぶつかったとき

マウスピース矯正中は、マウスピースによって歯に圧力がかかっています。歯が動いているときは神経が非常に敏感になっており、食事や力をグッと入れたときなど、何かの拍子に上下の歯がぶつかると痛みを感じることがあります。

しかしマウスピースを装着していることで、矯正中の上下の歯が直接ぶつかり合うこともなく、噛んだときの衝撃をやわらげてくれる効果もあるので、上下の歯がぶつかることで痛みを感じる方は稀です。

まとめ

マウスピース矯正が痛くないといわれる理由と、痛みが生じやすい5つのケースについてご紹介しました。

通常の場合、マウスピース矯正では我慢できないほどの痛みが生じることは、ほとんどありません。一般的に、はじめてマウスピースを装着したときや、交換直後は痛みを感じやすいといわれていますが、ほとんどの場合2日から3日で治ります。

我慢できないほどの痛みが長期間続くようであれば、すぐにかかりつけの歯科医院でみてもらうようにしましょう。

「末広町矯正歯科」では、患者様お一人お一人とのコミュニケーションを大切にした診療を行なっています。マウスピース矯正の治療中に痛みやトラブルなどが発生したときには、LINEや電話で相談していただくことも可能です。

快適性の向上にも力を入れており、口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」を導入しています。患者様のお口の中を正確に再現し、治療精度を向上させるなど、快適に治療を受けていただけるように努めています。

マウスピース矯正の痛みに不安を感じている方は、ぜひ一度「末広町矯正歯科」までご相談ください。

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