歯列矯正と美容整形の違いは?悪い歯並びを放っておく5つのリスクを紹介

近年、歯並びを美しくしたいという気持ちから、歯列矯正を検討している方が増えています。美容目的で行う歯列矯正は、美容整形に含まれるのでは?と考える方もいらっしゃいますが、厳密には歯列矯正と美容整形では目的が違います。

悪い歯並びを放っておくことで起こるリスクを把握することで、歯列矯正にはどのような意味があるのかを理解することができます。

この記事では、歯列矯正と美容整形の違い、悪い歯並びを放っておくリスク、歯列矯正で期待できる美容面での変化ついてご紹介します。

美容のために歯列矯正をしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

歯列矯正と美容整形の違い

歯列矯正 美容整形

美容整形というと、二重の幅を作る施術や鼻を高くする施術など、健康な状態でありながら今よりもっと美しくなるために行うというものです。

一方で、歯列矯正は不正咬合を治療する方法として、不健康な状態を健康な歯並びに整えることになります。

しかし、健康面で悪影響があるということを知らない方も多く、不正咬合を見た目だけの問題と考えている方も少なくありません。

そのため歯列矯正自体が整形と同じだと考える方もいらっしゃいますが、厳密に言うと美容整形とは目的が違うということになります。

悪い歯並びを放っておく5つのリスク

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前述したように、不正咬合は放っておくことで健康面で悪い影響を与えるため、歯列矯正で治療をすることがおすすめなのですが、実際にどのようなリスクがあるのでしょうか?

ここからは、悪い歯並びを放っておくリスクをご紹介します。

見た目が悪い

出っ歯や受け口で横から見たときに口元が突出している方、八重歯やすきっ歯で笑ったときに乱れた歯並びが見えてしまう方などは、見た目の問題から歯列矯正をしたいと考えることが多いです。

幼少期に嫌なあだ名をつけられてしまったり、写真映りが悪かったりすることを気にして性格が内向的になってしまうことも。

さらに、実は日本は欧米諸国に比べて歯列矯正への意識が低いとされています。

「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」が行った「日本人の歯並び・矯正治療に関する意識調査」によると、歯並びの状況が良くないと答えた人が64.3%なのに対して、矯正治療をしていないと答えた人が89.6%と、多くの方が歯並びを気にしているにもかかわらず、治療をしていないという事実があります。

欧米では、幼少期に矯正して悪い歯並びを治すことが当たり前となっているため、日本人の歯並びに対する意識は低いと思われています。

そのため、グローバルな社会では、第一印象が悪くなったり、商談が成立しにくくなったりという弊害も生まれてしまうのです。

虫歯や歯周病のリスク

歯並びが悪いことで歯垢を除去しきれず、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

虫歯や歯周病は以下のようなメカニズムで発症、進行します。

【虫歯】

  1. 口内の虫歯菌が食べ物から糖質を取り込み歯垢が形成される
  2. 歯垢の中で原因菌が増殖し、糖質から酸を作り出す
  3. 酸によってエナメル質や象牙質からカルシウムやリンが溶け出す脱灰が起こる
  4. 唾液によって歯を修復する再石灰化が間に合わないと脱灰が進み虫歯ができる

【歯周病】

  1. 歯垢の中にいる歯周病の原因菌が周囲の組織を破壊し炎症を引き起こす
  2. 歯垢が歯石となり歯と歯茎の間の歯周ポケットが深くなる
  3. 軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎と進行していく

虫歯菌も歯周病菌も、食べたものをブラッシングで落としきれていないことで発生する歯垢の中に生息しているため、歯垢を歯みがきで落としきれていないことは虫歯や歯周病のリスクを高めることになるのです。

歯並びが悪いと重なっている部分やデコボコしている部分の磨き残しが多くなり、歯垢を除去しきれていない状態となってしまいます。

口臭が気になる

口臭の原因はさまざまですが、以下のような原因があると口臭が起こりやすいとされています。

  • 虫歯
  • 歯周病
  • 歯垢
  • 歯石
  • 舌苔
  • 唾液の減少

前述したように歯並びが悪いと虫歯や歯周病のリスクが増えます。そうなると、その病気自体が進行するだけではなく、口臭の原因にもなってしまいます。

口腔内を清潔に保てない状態だと、常に歯垢や歯石が溜まってしまい、口臭が気になるという方も多くいらっしゃいます。

咀嚼機能が低下する

咀嚼機能とは、一般的いうと「咬む」という行為や「咬んだものをまとめる」という行為が当てはまります。

咬み合わせが悪いと食べ物をうまく咬めない、飲み込めないという状態になり食事に時間がかかったり、食欲自体がなくなったりすることも。

うまく咬めない状態で飲み込むことで胃腸への負担も増え、全身の健康に悪影響を及ぼすことになります。

発音に問題が生じる

歯並びが悪いことで、とくにサ行、タ行、ナ行、ラ行の発音がしにくくなるといわれています。

声を発する際、声帯から口腔が一体となって発音を行うため、前歯に隙間がある、口元が突出しているなどの場合は明瞭な発音がしづらくなるのです。

舌の癖が原因で不正咬合を引き起こしているケースでは、舌の位置が悪いことで発音に問題が生じていることもあるため、歯列矯正と一緒に正しい位置に舌をもっていくトレーニングが必要となります。

歯列矯正で行う歯の整形とは

歯列矯正 美容整形

冒頭で「歯列矯正と美容整形は違う」ということをお伝えしましたが、矯正治療では不正咬合を治すだけでなく、美容面での副効果も期待できます。矯正治療の方法はワイヤー矯正、裏側矯正、マウスピース矯正などがあります。

ここからは、それらの歯列矯正の方法を1つずつ詳しくご紹介します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、ブラケットという矯正装置を歯の表面に貼り付け、装置にワイヤーを取り付けることで歯を動かしたい方向に力をかけていく方法です。

適応範囲が広いためさまざまな症例に対して治療が可能ですが、ワイヤー装置が表から目立つことや、処置後数日痛みが出ることなどがデメリットとされています。

裏側矯正

裏側矯正は、ワイヤー矯正同様にブラケットを歯の裏側につけて、ワイヤーを通すことで歯を動かす方法です。

外側から装置が見えないため、笑ったときに矯正装置が見えてしまうことが気になるという方におすすめの治療となります。

しかし、発音のしづらさや適応症例が限られることから歯科医師とよく相談のうえ治療をはじめる必要があります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明のマウスピースを使用して、治療段階に合わせて新しいマウスピースを自分で交換することで歯を動かしていく方法です。

装置を装着していても透明なので周りに気付かれにくいことや、取り外しが可能で普段通りの食事が可能なことから、近年マウスピース矯正に注目が集まっています。

ワイヤー矯正と比べると痛みも軽減されており、金属を使用しないので口内を傷つける心配もありません。

「インビザライン」をはじめとするマウスピース矯正は、装着時間が1日20時間以上と定められているため、その装着時間を守らないと効果が出ず、矯正期間が長引いたり、装置の再作製が必要となったりするため注意が必要です。

マウスピース矯正の仕組みや治療手順を知りたいという方は、こちらの記事もご覧ください。

マウスピース矯正で歯が動く仕組みと治療の手順を紹介

まとめ

歯列矯正と美容整形の違い、悪い歯並びを放っておくリスク、歯列矯正で期待できる美容面での変化についてをご紹介しましたが、参考になりましたか?

歯列矯正と美容整形は、本来は目的が違うのですが、美容整形のように、より綺麗になりたいという気持ちから歯列矯正をはじめる方もいらっしゃいます。

美容面に気遣った結果、記事内でご紹介したようなリスクを回避することにもつながるため、美容目的で歯列矯正をする方も、現在歯並びが悪いことはさまざまなリスクがあることを理解しておきましょう。

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