歯列矯正を考えている方の中には、歯並びや噛み合わせだけでなく、顔の変化について気になる方もいると思います。実際に当院でもカウンセリング時に、「歯列矯正をすると顔が変わりますか？」という質問をいただくこともあります。
歯列矯正で顔が変わるということは、ポジティブなイメージだけでなく、「自分のイメージと違ったらどうしよう…」と不安になる方もいるかもしれません。
実際にネットで検索すると、「歯列矯正 顔が長くなった」「歯列矯正 ブサイクになった」などの、ネガティブなワードも出てくるため、心配になる方もいるでしょう。
そこで本記事では、歯列矯正をすると起こる顔の変化や、顔が変わったと感じやすい人の特徴などをご紹介します。
歯列矯正をすることで起こる、顔以外の変化についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
歯列矯正をするとどのように顔が変わるの？いつ変わる？
結論からお伝えすると、歯列矯正をすると顔が変わる方もいます。なぜなら、歯列矯正をすると、歯が本来あるべき位置に戻ろうとするため、フェイスラインが整い顔の印象が変わるからです。
個人差はありますが、顔が変わる場合は、歯列矯正を始めてから約半年～1年で実感するでしょう。
ここからは具体的に、どのように顔が変わるのかご紹介します。
横顔が美しく見える
歯列矯正をすると、Eライン（横顔）が美しくなります。Eラインとは、鼻先とあご先を一直線に結んだラインのことで、次のような状態が理想といわれています。
●Eラインに口先が軽く触れるくらい
●Eラインと口先が数ミリ離れている
しかし、前歯が出ていたり、下の歯やあごが出ていたりすると、唇がEライン上から外れてしまうためEラインが崩れてしまいます。
そこで、歯列矯正により歯並びを整えれば、唇の位置をEラインに近づけられるため、口元がすっきりして見えます。それにより、横顔も美しく見えるようになります。
小顔に見える
歯列矯正により噛み合わせが整うと、顔が小さく見えることがあります。
噛み合わせが悪い人の中には、歯ぎしりや食いしばり癖があることで、エラの筋肉が通常よりも発達している場合があります。
歯列矯正により噛み合わせが改善されると、エラのふくらみがなくなるため、小顔に見えるようになります。
また、歯列矯正では歯を動かす空間を作るために、親知らずを抜歯するケースもあります。歯を抜くと周りの骨も痩せていくため、フェイスラインがスッキリして見えることもあります。
表情が明るくなる
歯列矯正をすると歯並びがキレイになるため、自分に自信が持てるようになり、表情が明るくなる方がいます。表情が明るいと、周りからの印象も変わるものです。
歯並びがコンプレックスだった人は、堂々と歯を出して笑えるようになったり、大勢の前で話せるようになったりと、人前に顔を出すのが億劫じゃなくなるでしょう。
歯列矯正でよくない変化を感じることも・・
よい変化が期待できる歯列矯正ですが、中には歯列矯正をしてネガティブな変化を感じる方もいます。
その理由は以下のようなことが考えられます。
●矯正装置をつけたことで口元にボリュームが出るから
●矯正をつけたことで食べる量が減って痩せたから
ワイヤー矯正をした場合、装置の厚みにより、口元にボリュームが出てしまうことがあります。
しかしこの変化は一時的なものであり、治療完了時に取り外すことで改善します。
また、歯列矯正をすると食べる量が減るため、痩せる方もいます。
中には、痩せることで頬がこけて見えたり、ほうれい線が目立ったりする場合もあります。
歯列矯正によって食べる量が減る理由は次のとおりです。
●食後は歯みがきをする必要があるため、自然と間食しなくなるから
● 矯正装置をつけている違和感から食べる量が減るから
● 噛み合わせが改善されると咀嚼しやすくなり、少ない量でも満足できるようになるから
歯列矯正で顔痩せしてしまった場合は、表情筋トレーニングをすることで悩みが解消される場合もあります。そのため、矯正治療が終わったら表情筋を大きく動かすことを意識してみるのも一つでしょう！
歯列矯正をして顔が変わったと感じやすい人は？
ここまで、歯列矯正による顔の変化についてご紹介しましたが、中には変わらない方もいます。
個人差はありますが、歯列のみの矯正よりも、歯列と骨格を矯正する方が顔の変化を感じやすい場合があります。
また、歯列のみの矯正でも、以下のような方は顔が変わったと感じやすいでしょう。
●出っ歯（上顎前突）
●しゃくれ・受け口（下顎前突）
●噛み合わせが深い（過蓋咬合）
歯列矯正で顔以外に変わること（メリット）は？
歯列矯正での変化は顔だけではありません。たとえば、噛み合わせが改善されると、咀嚼がしやすくなったり、姿勢や滑舌がよくなったりします。
ここからは、歯列矯正が顔以外に与える変化を詳しく見ていきましょう。
消化器官への負担が減る
歯列矯正によって噛み合わせが改善されると、消化器官への負担が減ります。噛み合わせが悪いと、食材を十分に噛み砕けないため、胃腸に負担がかかり消化不良を起こすことも…。
歯列矯正で咀嚼がしやすくなれば、胃腸への負担も減って消化もスムーズになるでしょう。
自然に口が閉じられる
歯列矯正で歯並びが整うと、唇に力を入れなくても自然に口が閉じられるようになります。
また、それにより上唇が引っ張られなくなるため、人中が短くなったように感じる場合もあります。
人中は短い方が若々しく引き締まった印象になります。
さらに、歯並びが悪いと口呼吸になる方もいます。口呼吸は、口臭の原因やウィルス感染にかかりやすいという心配がありますが、歯列矯正をすればそのリスクも減るでしょう。
滑舌がよくなる
歯並びが悪いと、歯と歯のすき間から空気が漏れてしまい滑舌が悪くなることがあります。
また、不規則な歯並びは、舌や唇の動きにも影響するため、発音がうまくできないことも…。
歯列矯正をすると、歯並びが整うため滑舌がよくなるメリットがあります。
姿勢が改善する
歯並びの乱れは、顔の歪みにつながり、身体全体の歪みにもつながります。
歯列矯正によって歯並びが改善されると、身体全体の歪みが修正され、姿勢がよくなる方も。
また、姿勢だけでなく頭痛や腰痛、肩こりの緩和につながることもあります。
ダイエットにつながる
前述しましたが、歯列矯正を始めたことで痩せる方もいます。たとえば、「虫歯予防で甘いものを控えるようになった」「食後の歯みがきが面倒で間食しなくなった」など、食事の量が減る方もいます。
また、噛み合わせが改善されたことでよく噛めるようになって、満腹中枢が機能して少ない量で満腹感を得られるようになる方もいるでしょう。
ほかにも、歯並びのコンプレックスがなくなったことが自信につながり、ダイエットを頑張るきっかけになったり、自分磨きにつながったりする方もいるようです。
歯列矯正そのものがダイエットにつながるわけではありませんが、さまざまな要因により結果的に「ダイエットできた」という方が多いかもしれません。
歯列矯正を考えている方は『末広町矯正歯科』へご相談ください！
歯列矯正によって起こる顔の変化や、顔が変わったと感じやすい人の特徴などをご紹介しました。
ご紹介したように、歯列矯正をすることで、顔の印象が大きく変わる場合もあります。
たとえば、前歯や下の歯が出ている状態であれば、歯列矯正をすることで口元がスッキリするため、フェイスラインもスマートな印象になるでしょう。
また、歯列矯正は顔の変化だけでなく、姿勢改善や消化器官への負担が減るなど、他の面でもメリットがたくさんあります。
歯列矯正で顔の印象がよくなるのは、あくまで副産物ですが、嬉しい変化といえるでしょう。
なお、自分の歯並びが歯列矯正後の顔にどのような影響を与えるのか、不安な方もいるかもしれません。そんな方は、歯科医師に相談してみるのがおすすめです。
末広町矯正歯科では、患者さまの状況や不安・悩みに寄り添い、最適な治療をご提案させていただきます。治療後の顔の変化についてもしっかりご説明させていただきます。
不安な要素はしっかりご納得いただいたうえで、治療に進めるのでご安心ください。
「歯列矯正を考えている」「相談だけでもしてみたい」という方は、ぜひお気軽に『千代田区の矯正歯科専門・末広町矯正歯科』までご連絡ください！
